お知らせ NEWS



ダンコ・シプカ教授(アリゾナ州立大学)の講演会

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター外国人フェローで来日中のダンコ・シプカ教授(アリゾナ州立大学)の講演会を予定しております。

シプカ教授はボスニア出身のスラヴ語学者で、特に語彙論の研究で著名です。https://en.wikipedia.org/wiki/Danko_Sipka 

第1回は、10月6日(金)に東京大学駒場キャンパスにて、第2回は10月16日(月)に北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターで行われます。詳細はお送りするポスターをご参照ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

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ダンコ・シプカ教授講演会ポスター
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ドイツ語・ポーランド語の二言語併用:二言語教育と言語政策

日時:7月20日(木)16:30-18:00

報告者:バルバラ・ヤンチャク博士(アダム・ミツキェヴィッチ大学、ポーランド)

題目:ドイツ語・ポーランド語の二言語併用:二言語教育と言語政策ー双子都市スウビツェとフランクフルト(オーダー)のケース

会場:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター4階401号室

連絡先:野町素己(mnomachi[at]slav.hokudai.ac.jp)

主催:境界研究ユニット(UBRJ)

共催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター

後援:日本スラヴ学研究会

リトアニア語、ポーランド語、ドイツ語における動作主性と無人称構文

日時:7月10日(月)16:30~18:00

報告者:リディア・フェデリカ・マッツィテリ博士(ケルン大学、ドイツ)

題目:リトアニア語、ポーランド語、ドイツ語における動作主性と無人称構文

会場:東洋大学白山キャンパス5号館2階5201教室(http://www.toyo.ac.jp/site/access/access-hakusan.html

連絡先:野町素己(mnomachi[at]slav.hokudai.ac.jp)

主催:JSPS Grant-in-Aid for Scientific Research (A) Grant Number 17H01641

共催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター

後援:日本スラヴ学研究会

『スラヴ学論集』第21号への投稿エントリーについて

会誌『スラヴ学論集』第21号(2018年3月刊行予定)への,研究論文,研究ノートならびに書評などの投稿エントリーは2017年7月15日が締め切りです。

エントリー用紙の送付先はeditorinchiefjsssll@gmail.comです。

なお,書評の投稿を希望される会員には書籍代を補助する場合があります。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

日本スラヴ学研究会・企画編集委員会

日本スラヴ学研究会 2017年度総会・シンポジウム・講演会

日本スラヴ学研究会 2017年度総会・シンポジウム・講演会

 

[日時]2017 年 6 月 17 日(土)

 

 総会:13 時~  

 シンポジウム・講演会:14 時~18 時 30 分

 

[会場]上智大学四谷キャンパス図書館 9 階L911 号室

http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya

http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/map/map_yotsuya

 

[プログラム]

13:00~13:30  総会(日本スラヴ学研究会 会員のみ)

 

14:00~18:30  シンポジウム・講演会

 

第1部  シンポジウム「バルト諸語とその隣人たち―民族と言語をめぐる諸相―」

Symposium: Baltic Languages and their Neighbors

 

[司会・コメンテータ]野町素己(北海道大学)

 

[シンポジウム概要]

今から 100 年前のロシア革命を機に独立し、後のソ連時代を経て 1990-91 年に再び独立を回復した、リトアニアとラトヴィア。それぞれの共和国の公用語であるリトアニア語とラトヴィア語は、言語学的にはスラヴ語派と最も近い関係にあるバルト語派に属する。これらバルト諸語は、インド・ヨーロッパ語族の現代語中でも古風なことで知られ、歴史的側面からの研究が殊に充実している。本シンポジウムでは、これまであまり注目されてこなかった、バルト諸国における多民族・多言語間の接触、交流、相互影響がもたらした現状について検証すると同時に、これからのバルト・スラヴ学研究の可能性も探ってみたい。

 

[シンポジウム報告]

1.  櫻井映子(東京外国語大学) ・堀口大樹(岩手大学)

「リトアニアの多言語性―ラトヴィアとの比較―」

2.  清沢紫織(筑波大学大学院)

「バルト諸国のベラルーシ人とその言語をめぐって」

3.  栗林裕(岡山大学)

「バルト・スラヴ語世界におけるチュルク系少数言語―カライム語とガガウズ語―」

4.  三谷惠子(東京大学)

「環バルト海地域における言語接触と言語変化」

 

第2部  講演会  (※使用言語:英語)

Ineta Dabašinskienė (Vytautas Magnus University) 

イネタ・ダバシンスキエネ博士(ヴィータウタス・マグヌス大学)

“Attitudes towards foreign languages in the Baltic States: the case of education sector”

「バルト諸国の外国語に対する態度―教育部門の場合―」

Olga T. Yokoyama (UCLA) 

オリガ・ヨコヤマ博士(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)

“Slavic PERSPECTIVE EXPRESSIONS in an interdisciplinary age”

「学際研究の時代におけるスラブ諸言語の視点表現」

 

[閉会挨拶]沼野充義会長(東京大学)

 

[協賛]科学研究費基盤(A)25243002(研究代表者  沼野充義)「越境と変容―グローバル化時代におけるスラヴ・ユーラシア研究の超域的枠組みを求めて」

 

[後援]駐日リトアニア共和国大使館   白水社

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2017年度日本スラヴ学研究会 総会・シンポジウム・講演会
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シンポジウム・ポスター(日本語タイトルのみ)
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講演ポスター(英語タイトル付)
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2016年度日本スラヴ学研究会研究発表会プログラム(2017年3月21日、東京大学・本郷)

2016年度日本スラヴ学研究会研究発表会プログラム

 

【日時】:2017年3月21日(火)14 時30分 ~18時30分

【会場】:東京大学 本郷キャンパス 法文1号館2階214教室(会場が変更になりました)

【キャンパスマップ】

http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html

アクセス:地下鉄丸ノ内線 本郷三丁目駅から徒歩8分

:地下鉄大江戸線 本郷三丁目駅から徒歩6分

:地下鉄千代田線 湯島駅または根津駅から徒歩8分

:地下鉄南北線 東大前駅から徒歩1分

:地下鉄三田線 春日駅から徒歩10分

 

14:30~14:35 開会の挨拶:木村護郎クリストフ(事務局)

 

14:35~15:10 研究発表Ⅰ [司会:佐藤純一(東京大学)]

清沢紫織(筑波大学)

「現代標準ベラルーシ語の形成と普及における言語純化主義の問題」

概要:本報告では、19世紀後半から活発化していった現代標準ベラルーシ語の形成のプロセスを歴史的観点から概観し、その過程で生じた言語純化主義の問題が現代ベラルーシにおける標準ベラルーシ語の普及にどのような影響を及ぼしているのか考察する。特にペレストロイカ末期からのベラルーシ語復興の気運の高まりの中で一部の知識人層から、より「真正な」標準ベラルーシ語の規範として支持されるようになったタラシケヴィチ正書法を巡る問題を中心に論ずる。

 

15:10~15:45 研究発表Ⅱ [司会:櫻井映子(東京外国語大学)]

石川達夫(専修大学)

「夢見る辞書、2,000億の言葉の宇宙 ――「PDICデジタル チェコ語・日本語辞典」の実現と、スラヴ諸語デジタル統合辞典の可能性――」

概要:報告者は2016年10月に「PDICデジタル チェコ語・日本語辞典」の試用版を公開したが(http://czechdicjp.jimdo.com)、これは新時代のIT技術を駆使して作られた最先端の高速・高機能デジタル辞典であり、人文科学と情報科学のコラボの成果でもある。今回この辞典を作成するに当たって開発したシテスムは他のスラヴ諸語にも容易に応用できると考えられるが、本報告ではこのデジタル辞典の高度な諸機能を紹介しつつ、スラヴ諸語デジタル統合辞典の可能性についても考えてみたい。

 

15:50~16:25 研究発表Ⅲ [司会:木村英明(早稲田大学)]

須藤輝彦(東京大学)

「ミラン・クンデラとヨーロッパ:「時期区分」としての中欧」

概要:ソ連体制が崩壊してから四半世紀以上経った今日、ミラン・クンデラという作家をその全幅において捉える際、亡 命あるいは亡命文学というスキームは間尺に合わなくなってきている。中央ヨーロッパという概念も同様に、クンデラという作家のある時期の特徴、ある時期の姿勢を言いあらわすことはできても、その全体像を描写するには不足があるように思われる。本発表では、多くの場合、チェコスロヴァキア(ボヘミア)とフランスという2つの「時期区分」をベースになされるクンデラ研究において、中央ヨーロッパをその2つの間の過渡期的な段階として考えるとどのような視点が得られるかを考察したい。

 

16:25~17:00 研究発表Ⅳ[司会:ヨフコバ四位エレオノラ(富山大学)]

半田幸子(東北大学)

「ミレナ・イェセンスカーのジェンダー論」

概要:1919年末から執筆活動を始めたミレナ・イェセンスカーは、戦間期を通してジャーナリストとして活躍した。活動の前半にあたる1920年代は主に女性向けの記事を手掛け、新生国家における女性の啓蒙活動に非常に意欲的であった。女性に自立を求めながらも、フェミニズム運動とは距離を置き、フェミニストらの反感を買う二重基準を備えていた。本発表では、ミレナのジェンダー観の詳細とその反響を確認し、当時のチェコ社会及びジェンダー史における彼女の位置づけについて考察する。

 

17:10~18:25 講 演 [司会:阿部賢一(東京大学)]

芝田文乃 (翻訳家、写真家)

「ステファン・グラビンスキ――闇の領域」

概要:いまから約100年前、ポーランド語で奇妙な怪奇幻想小説を書いた人がいた。ステファン・グラビンスキ――彼は人間の目には見えない〈向こう〉の世界を信じていた。怪異を描写して怖がらせるだけの恐怖小説から一歩踏み込み、疑似科学的な説明や解釈を加えたうえで、登場人物が怪異と対峙する筋立ては、現代の伝奇ミステリーやSFに通じるものがあります。〈ポーランドのポー〉〈ポーランドのラヴクラフト〉と称される彼の小説世界の魅力を、翻訳作業の裏話も含めてご紹介いたします。

 

講師紹介: 1964年、神奈川生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。ポーランド語翻訳者、写真家、エディトリアル・デザイナー。1992年より東京、クラクフなどで写真展開催。訳書にレム『高い城・文学エッセイ』『短篇ベスト10』、コワコフスキ『ライロニア国物語』、(いずれも共訳、国書刊行会)、ムロージェク『所長』『鰐の涙』(未知谷)、グラビンスキ『動きの悪魔』『狂気の巡礼』(国書刊行会)などがある。

 

18:25~ 閉会の挨拶:阿部賢一(企画編集委員長)

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2016年度日本スラヴ学研究会研究発表会プログラム
2016年度研究発表会 プログラム.pdf
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野町素己氏が日本学術振興会賞ならびに日本学士院学術奨励賞を受賞

\日本スラヴ学研究会会員で編集委員の野町素己氏が第13回(平成28年度)日本学術振興会賞を受賞しました。授賞の対象となった研究業績は,「カシュブ語を中心とするスラヴ諸語の形態統語構造ならびにその通時的・地理的変化に関する類型論的研究」です。

優れた研究成果をあげ、今後の活躍が特に期待される若手研究者6名に対して贈られる第13回(平成28年度)日本学士院学術奨励賞をもあわせて授賞いたしました。

https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/ichiran_13th.html

http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2017/011201.html

 

 

スラブ言語地理学の連続講義(2月10日、東京)

スラブ言語地理学の連続講義

 

日時:2017年2月10日(金) 16時~18時

会場:東京大学本郷キャンパス文学部3号館7F(スラヴ語スラヴ文学演習室)

http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_05_03_j.html

 

講演1:16:00~17:00

講師:ヤヌシュ・シャトコフスキ (ワルシャワ大学) 

題目:スラヴ諸語のドイツ語・方言へ影響 

 

講演2:17:10~18:10

講師:ドロタ・レンビシェフスカ(ポーランド学士院スラブ研究所) 

題目:地理的に見たポーランド人の苗字

 

主催:科学研究基盤研究費B「東欧革命以降のスラヴ世界におけるミクロ文語の総合的研究」 

共催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター、ポーランド文化広報センター

後援:日本スラヴ学研究会

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スラブ言語地理学連続講義
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サニャ・ヴリッチ氏講演会 11月2日(東京)、4日(札幌)

サニャ・ヴリッチ氏講演会

 

112日(東京)および4日(札幌)に、ザグレブ大学哲学部のサニャ・ヴリッチ氏によるクロアチア方言学に関する講演会が行われます。ヴリッチ氏は、クロアチア方言学、在外クロアチア人の言語研究で知られ、国際的に活躍している研究者です。スラヴ諸語の中でも特に方言に富むクロアチア語世界について、非専門家にもわかりやすくお話しくださるとのことですので、どうぞふるってご参加ください。

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2016年サニャ・ヴリッチ氏講演会
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東京講演レジュメ
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札幌講演レジュメ
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2016年度研究発表会研究発表、パネル発表募集

2016年度研究発表会研究発表、パネル発表募集(応募締切:2016年12月31日)

 

2016年度研究発表会を2017年3月21日(火)、東京大学(本郷キャンパス)で開催いたします。

研究発表、パネル発表を募集しますので、PDFファイルをご覧のうえ応募ください。

 

旅費助成についてもPDFファイルをご覧ください。

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日本スラヴ学研究会2016年度研究発表会報告者募集
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Johan van der Auwera氏講演会 MORE ADO ABOUT NOTHING - ON THE TYPOLOGY OF NEGATIVE INDEFINITENESS

103日(月)午後6時より、東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学研究室にてのJohan van der Auwera氏の講演会が予定されています。詳細は添付のフライアーをご覧ください。

 

van der Auwera氏は、言語類型論やゲルマン諸語研究で大きな業績をおもちの研究者ですが、スラヴ語にも造詣が深く、バルカン諸語を含めた言語圏研究でも知られています。今回の講演会では、否定を表す不定代名詞を言語類型論的に分析するもので、スラヴ諸語もその対象になっており、また非専門家にもわかりやすい話になるとのことですので、どうぞご出席をご検討ください。

スラブ諸国における標準語イデオロギー

来る856日、北大スラブ・ユーラシア研究センターで国際研究集会「スラブ諸国における標準語イデオロギー」が開催されます。本会からは三谷先生がご報告をされます。詳細は、以下のプログラムをご参照ください。

http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/seminors/src/2016.html#0856

 

ご興味がおありの方は、どうぞふるってご参加をご検討ください。

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スラブ諸国における標準語イデオロギー
201608056.pdf
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『スラヴ学論集』第20号への投稿エントリーについて

現在『スラヴ学論集』への投稿を募集しています。

会誌『スラヴ学論集』第20号(2017年3月刊行予定)への,研究論文,研究ノートならびに書評などの投稿エントリーは2016年7月30日が締め切りです。

エントリー用紙の送付先はeditorinchiefjsssll@gmail.comです。

本年6月の総会において投稿規定が改正されましたのでご確認ください。

なお,書評の投稿を希望される会員には書籍代を補助する場合があります。

 

日本スラヴ学研究会・企画編集委員会

 

エントリー用紙(執筆申込書)はこちら

日本スラヴ学研究会 2016年度総会 ・ シンポジウム「中欧美術の現在」

日本スラヴ学研究会 2016年度総会 ・ シンポジウム「中欧美術の現在」

 

[日時]:2016年6月11日(土) 15時~18時

 

[会場]:上智大学四谷キャンパス2号館5階508教室

http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya

http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/map/map_yotsuya

(堀に沿ったソフィア通りから正門を入ってすぐ左、上智大学でもっとも高い建物)

 

[プログラム]

14:00~14:30 総会(会員のみ)

 

15:00~18:00 シンポジウム「中欧美術の現在」

 

1989年の東欧革命以後、急速に進む政治経済状況の変化に伴って、中欧諸国の芸術文化においても大きな変容がもたらされている。本シンポジウムでは、大国に挟まれ歴史に翻弄されながらも、それぞれの地域での文化芸術の多様性を育み続けてきた、ポーランド、チェコ、ハンガリーなど中欧諸国の現代美術に注目し、その多様な状況について検証すると同時に、これからの芸術文化の可能性についても合わせて考えてみたい。

 

[報告者]※報告要旨は下記&添付ファイルをご覧ください。

 

 

加須屋明子(京都市立芸術大学教授):

「昼の家、夜の家」――P.アルトハメルとA.ジミェフスキの活動を中心に――

 

井口壽乃(埼玉大学教授):

実験的アート・アーカイヴ「ARTPOOL」――ガラーンタイ・ジェルジとクラニツァイ・ユーリアの活動――

 

宮崎淳史(チェコ美術研究家):

『WHERE THE PLACE – UPON THE HEATH』

イヴァン・ピンカヴァの写真とヨゼフ・ボルフの絵画について

 

[コメンテータ]:

香川檀(武蔵大学教授)

 

閉会の挨拶 沼野充義(本会会長、東京大学教授)

 

終了後、懇親会

 

===

 

[シンポジウム報告要旨]

 

1.

加須屋明子(京都市立芸術大学教授):

「昼の家、夜の家」――P.アルトハメルとA.ジミェフスキの活動を中心に――

 2015年7月に、ポーランドより講師として、2名の作家たち、パヴェウ・アルトハメルとアルトゥル・ジミェフスキを京都へ招いて、ワークショップ「昼の家、夜の家」を実施した。公募により選んだ育成対象者を対象に実施したこのワークショップは、通常とは少し異なっており、講師と参加者という立場を越え、全員が平等な「制限を設けない、非言語コミュニケーション」であった。そこで行われたのは、西と東の文化的な邂逅であり、時に対立し、時に緊張の瞬間を迎えながら、相互のやり取りが続けられた。

 ポーランドの建築家、デザイナー、彫刻家であったオスカル・ハンセンの提唱した「開かれた形式」を、同じくポーランドの彫刻家、グジェゴシュ・コヴァルスキが受け継ぎ「共有空間、私的空間」としてワルシャワ美術アカデミーにおいて実施してきた。そこに参加していたのがジミェフスキやアルトハメルらであり、彼らはコヴァルスキの実践を受け継ぎつつ、それぞれ作家として国際的に活躍し、またワークショップを行ってきている。

 本論では、こうした状況を考慮しつつ、ワークショップ「昼の家、夜の家」、並びに講師のアルトハメルとジミェフスキらの活動やその背景に注目し、その実験的な実践を通じて現代社会において美術の担い得る役割について考察を行う。

 

2.

井口壽乃(埼玉大学教授) 

実験的アート・アーカイヴ「ARTPOOL」——ガラーンタイ・ジェルジとクラニツァイ・ユーリアの活動——

 1979年に現代美術家ガラーンタイ・ジェルジとクラニツァイ・ユーリアによってブダペシュトに開設された現代美術ギャラリーARTPOOLは、35年にわたって中東欧の現代アーティストのネットワーク拠点として、彼らの活動をサポートし、様々なイヴェントを実践しつつ、関連するドキュメントなどを収集・保存してきた。ARTPOOLは単なる文書館(アーカイヴ)ではなく、生きている芸術創造の要としての機能があり、彼らの活動そのものがハンガリーの現代美術とも言える。ARTPOOLには作家のメモ、葉書、ポスターやチラシ、印刷物、映像や写真などから、ハンガリーのコンセプチャル・アート、パフォーマンス、ビデオ、メール・アートなど、社会主義時代から現在までの美術状況がうかがえる。本報告では、ガラーンタイ・ジェルジとクラニツァイ・ユーリアの活動を中心にARTPOOLにおける取り組みを紹介し、現代美術のアーカイヴ化の意義について検証したい。

 

3.

宮崎淳史(チェコ美術研究家): 

『WHERE THE PLACE – UPON THE HEATH』

イヴァン・ピンカヴァの写真とヨゼフ・ボルフの絵画について

 本発表では、『中欧の現代美術』(彩流社、2014年)でも紹介した二人のチェコ人芸術家、写真家イヴァン・ピンカヴァ(Ivan Pinkava, 1961- )と画家ヨゼフ・ボルフ(Josef Bolf, 1971- )の作品を検証することで、現代美術の一端を明らかにする。

 イヴァン・ピンカヴァは、現在世界で最も知られているチェコの写真家の一人である。ピンカヴァは、高度な技術に裏打ちされた伝統的なモノクロ写真を用いて、聖書や神話上の人物、美術史上の絵画作品を、現代のモデルや身の回りのオブジェを使って、パラフレーズ、再解釈することで、人間の自我を暴露する。ピンカヴァより10歳若いヨゼフ・ボルフは、海外で自由に留学や展覧会をすることが可能になった最初の世代であり、インスタレーション作品を手掛ける美術家が多い世代には珍しく絵画を中心に発表している。ボルフの描く作品の背景は、彼が幼少の頃すごした無機質で陰鬱なプレハブ団地や病院や学校が多い。子供が多く登場し、ときに血を流し、頭部が動物であることもある。ボルフのモチーフは、きわめて個人的な内的経験でありながらも、旧共産圏という文脈に回収されない解釈の可能性を提示している。

 以上のように全く作風の異なる二人であるが、2011年に一度だけ二人展を開催している。その展覧会を手掛かりに、二人の共通点についても考察する。

 

[共催]上智大学ヨーロッパ研究所

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日本スラヴ学研究会 2016年度総会 ・ シンポジウム「中欧の現代美術」
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シンポジウム「中欧美術の現在」ポスター
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2015年度日本スラヴ学研究会研究発表会

2015年度日本スラヴ学研究会研究発表会 プログラム

 

【日時】:2016年3月18日(金)13時30分~18時35分

【会場】:立教大学池袋キャンパス5号館5403教室

 

アクセス:JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都

心線「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分

 

2015年3月18日(金)

 

13:30~13:35   開会の挨拶:  阿部賢一(立教大学、本会企画編集委員長)

13:35~14:45   研究発表Ⅰ  [司会:阿部賢一(立教大学)]

 

①茂石チュック・ミリアム (リュブャナ大学 比較文学博士課程 ):

「 イヴァン・ツァンカル「使用人イエルネイと彼の正義」と夏目漱石「坑夫」

概要:両作品は6ヶ月差で発表されたが、それぞれの物語の社会状況や秩序などは違う。ツァンカルは使用人の「不公平」に注目して、主人公は自分の行動に疑問を持たない。一方、漱石はインナーナレーティヴを通して、ストーリーが語られ、主人公は自分の行動すべてに疑問を投げかける。このような相違点に注目し、ほぼ同時代に生きた両国の大作家が、どのような作品を書いたのかを発表する。

 

②ブルナ・ルカーシュ(無所属、チェコ文学):

「 J.ハシェック『勇敢なる兵卒シュベイクの冒険』の初期受容―検閲との関係を中心に          」

概要:K.チャペックの作品と並びチェコの戦間期文学の代表作に数えられるJ.ハシェックの反戦小説『勇敢なる兵卒シュベイクの冒険』は、日本国内にチェコスロバキア文学への関心が高まりつつあった1930年代初頭に邦訳され注目を集めた。誕生したばかりの日本最初の現代的人形劇団プークによって直ちに演じられたこともハシェックの小説の波及力を示している。本発表では邦訳から人形劇へと焦点を移しながら『勇敢なる兵卒シュベイクの冒険』の受容状況を確認し、その受容は昭和初期の検閲制度によってどのように影響されたのかについて分析・考察を行なう。

 

15: 00~ 16: 10  研究発表Ⅱ [司会:井上暁子(熊本大学)/岡本佳子(東京大学)]

 

 ①島田 淳子(大阪大学文学研究科ドイツ文学専修):

「 翻案から創作へ―リブシェ・モニーコヴァーの『亡き王女のためのパヴァーヌ』におけるカフカの『城』の書き換えを手掛かりに―」

概要: プラハ出身のドイツ語作家リブシェ・モニーコヴァー(1945-1998)は、1970年代の西ドイツ移住後、ドイツ文学研究者から作家 に転身した。小説『亡き王女のためのパヴァーヌ』(1983)では、ゲッティンゲンに移住したチェコ人女性がカフカの『城』の書き換えを通して文学創作に 取り掛かるまでが描かれる。本発表では、主人公が創造する作品世界とカフカの『城』を比較・分析し、モニーコヴァーが文学創作をいかなるものとして描き出 しているかを考察する。

 

② 中村 真(大阪大学 ): 

「レオシュ・ヤナーチェクの民謡研究と旧コスロヴァキア音楽記号学」 

概要: チェコ人の作曲家レオシュ・ヤナーク( 1854 -1928 )がモラヴィア民謡研究から得られた知見を作品創作に応用していたことは、よく知られている。だが彼の民謡研究方法や理念の文脈を位置付ける作業は、あまり行われてこなかった。そこで本発表では、プラハ言語学サークルの一員だった A・シフラ( 1918 -1969 )らの民謡研究における方法との比較を行うこと通して、旧チェコスロヴァキア音楽記号学においてヤナーチェクの民謡研究が占めていた位置を学説史的な観点から考察する。

 

16:15~16:50 研究発表Ⅲ [司会: 佐藤規祥 (中京大学)]

① ダツェンコ・イーホル(名古屋大学大学院国際言語文化研究科後期課程):

「18世紀初頭のウクライナ語の名詞、形容詞の派生語のアクセント法」

概要:接尾辞は派生や形式語の作成に重要な役割を果たすが、自由アクセントを特徴としているウクライナ語や他のスラヴ語などにおいてアクセントの場所を決定することの肝要な要素である。接尾辞のアクセント法の特徴によって、新しく構成 された単語は基体と同じアクセント位置又は基体と違うアクセント位置を占めている。接尾辞のアクセント特徴を考慮して名詞、形容詞を分析する。この発表は18世紀初頭のウクライナの詩に基づいている。

 

17:00~18:30 講 演 [司会:野町素己(北海道大学)] 

Aleksandr Dmitrievič Duličenko (Tartu University, Estonia)

アレクサンドル ・ドゥリチェンコ (タルトゥ大学、エスニア) Fenomen slavjanskix mikrofilologij v sovremennom slavjanovedenii(現代スラヴ学 におけるスラヴ・ミクロ言語文化研究という現象)

(使用言語:ロシア(日本訳配布資料あり;質疑は英語も可) )

* 企画:北海道大学スラブ・ユー シア研究センター

ドゥリチェンコ教授は、ルシン語をはじめとしたスラヴ・ミクロ文章の研究や人工言語などのコミュニケーション論で世界的に知られている研究者。上記分野を中心に、これまで20冊以上の著作を含めた数多く研究成果を世界中に発信している。

 

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2015年度日本スラヴ学研究会プログラム
研究発表会 プログラム160318 [1139253].pdf
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研究発表会報告者募集のお知らせ

本年度の研究発表会を2016年3月18日(金)、立教大学(池袋キャンパス)で開催いたします。

つきましては、研究発表者を募集いたしますので、奮ってご応募ください。


締切は1月16日(土)です。


詳細は添付のファイルをご覧ください。


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2015年度研究発表会報告者募集
研究発表会報告者募集151127.pdf
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Jiří Nekvapil氏(プラハ・カレル大学)講演&研究会

Jiří Nekvapil氏(プラハ・カレル大学)講演&研究会

「チェコ共和国におけるマイノリティ概念と政策の変遷」
"Minority concept and policy in the Czech Republic: past and present"

使用言語:講演は英語(日本語通訳あり)
質疑・討論は日本語・英語(通訳あり)

主催:科学研究費基盤研究(C
「ポスト多文化主義時代におけるマイノリティ
と移民の包摂に関する国際比較研究」
 
後援:日本スラヴ学研究会
 
日時:10月1日(木)  14:3017:30
 
会場:立教大学池袋キャンパス 12号館第4会議室(地下)
 
交通アクセス:http://www.rikkyo.ac.jp/access/
 
キャンパスマップ:http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/

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ネクヴァピル講演ポスター
ネクヴァピル講演ポスター [209827].pdf
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シンポジウム (Part 2)「カントルと各文化圏における文学・演劇」

スピーカー:

井上暁子(熊本大学准教授/ドイツ・ポーランド国境地帯の文学、移民文学研究)「カントルとドイツ・バウハウスの関係」
加藤有子(名古屋外国語大学准教授/ポーランド文学、表象文化論研究)「カントルとヴィトカツィ―ヴィトカツィ原作品をめぐって」

伊藤愉(日本学術振興会/ロシア演劇史研究)「メイエルホリドとカントル」
福田桃子(日本学術振興会/フランス小説、演劇研究)「カントルとフランス現代演劇――ジョエル・ポラを中心に」

丹羽良徳(本展出品作家)
加須屋明子(京都市立芸術大学教授、本展企画)

日時:11/14(土)14001740
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催:京都市立芸術大学/共催:ポーランド広報文化センター、Culture.pl、日本スラヴ学研究会
/協力:クリコテカ、タデウシュ・カントル財団/
後援:ポーランド共和国大使館、
日本ポーランド協会関西センター、NPO法人フォーラム・ポーランド組織委員会

【注意】イベントは料金無料、予約不要
諸般の事情のため変更をする場合がございます。
詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ   @KCUA TEL: 075-253-1509
http://gallery.kcua.ac.jp/events/20150906_id=7414#ja

なお、シンポジウムPart1は次のように開催予定です。
あわせてご案内いたします。
「カントルの受容とその今日的継承」
スピーカー:アンナ・ブジンスカ(現代演劇論)、レフ・スタングレト(美術史家、タデウシュ・カントル財団代表、クリコ2俳優)、バルバラ・スタングレト(タデウシュ・カントル財団、クリコ2俳優)、ヨアンナ・ライコフスカ(本展出品作家)、加須屋明子(京都市立芸術大学教授、本展企画)

日時:10/10(土)14:301800
会場:京都芸術センター 講堂
主催:京都市立芸術大学/共催:ポーランド広報文化センター、Culture.pl、京都芸術センター/協力:クリコテカ、タデウシュ・カントル財団、ポーランド外務省 /後援:ポーランド共和国大使館、日本ポーランド協会関西センター、NPO法人フォーラム・ポーランド組織委員会

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プレスリリース カントルと各文化圏における演劇・文学
PressRelease_ kantor_150905 ver4 [207981
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2005年日本スラヴ学研究会奨励賞・選考報告

日本スラヴ学研究会奨励賞受賞作品 亀田真澄

2015年度日本スラヴ学研究会奨励賞 選考報告


【選考過程】

2014年6月の総会において設置が決定された日本スラヴ学研究会奨励賞(以下、奨励賞)について、「内規」に基づいて推薦が募られ、2015年1月末日の締切までに一件の推薦があった。この著書について、奨励賞授賞にふさわしいかどうかを選考することになった。


選考には、「内規」に規定されたように日本スラヴ学研究会会長、企画編集委員長、論集編集委員長、および企画編集委員会で指名された長與の4名があたった。委員長は長與が務めた。2015年3月20日に第一回選考委員会を開き、各委員が当該の著書についての所見を提出すること、以後の選考作業はメールによって行うことを申し合わせた。


【選考結果】

選考委員全員は、推薦された亀田真澄氏の著書『国家建設のイコノグラフィー―ソ連とユーゴの五カ年計画プロパガンダ―』(成文社、2014年3月28日刊行)について、同書が奨励賞にふさわしい業績であることを一致して確認した。以下は選考委員会としての所見である。


【所見】

亀田真澄氏の著書『国家建設のイコノグラフィー―ソ連とユーゴの五カ年計画プロパガンダ―』は、1920―30年代のソ連と、1940―50年代のユーゴスラヴィアの「共産主義的」公式文化を、同時代のヨーロッパのモダニズム芸術運動などとの関係も視野に入れながら比較し、前者の特徴を「いま・ここ」を重視する「ライブ性」、後者のそれを、出来事とこれを見る人々の間に立つ媒介物が重要な役割を果たす「媒介性」と規定して、その対照的性格を明らかにしたものである。

スラヴ言語学以外のスラヴ文化研究においては、語学的な制約もあって、なかなか一国文化研究の枠を越えることは難しいが、亀田氏は複数のスラヴ諸語の能力を駆使して、ソ連とユーゴスラヴィア両国にまたがる文化研究を一書にまとめ、スラヴ比較文化研究の一つの可能性を示したという点で高く評価される。

 具体的には、両国の公式文化に共通する鉄道建設についてのドキュメンタリー映画、グラフ雑誌、社会主義建設のための「新しい人間像」の提示という3つの例を取り上げて、それぞれで取られた方法の特徴を詳細に分析している。

映画に関する第3章での議論を例にとれば、ユーゴスラヴィアの作品『青年鉄道シャマツ=サラエヴォ』は、テーマやモチーフは先行するソ連映画『トゥルクシブ』と同じものを取り上げる一方、ソ連作品が「視点の内部化」という手法を取ることによって鑑賞者を出来事の内部に導く「ライブ性」を重視した表現となるのに対し、ユーゴ作品は「視点の外部化」という方法により、出来事の「いま・ここ」が次第に外部に広がって、ついには鑑賞者の「いま・ここ」につながる、という鋭い指摘を行っている。

3つのテーマを適切に選び出し、それぞれについて多くの読者にとって未知の事実を提示したうえで、細部をゆるがせにしない綿密な考証を行い、ソ連とユーゴスラヴィアの政治的プロパガンダの違いを、共通の原理で説明できるとした着眼点は斬新である。ソ連の「共産主義的」公式文化の研究は日本でも既にかなり進んでいるが、ユーゴスラヴィアのそれの本格的研究は本書が恐らく初めてであり、その点でも先駆的な研究として高く評価することができる。


 一方で、本書の本文154ページという分量を考えたとき、スペース的にはなお十分な余裕があり、様々な観点からさらに議論を展開することができたのではないかと感じさせられる点もあった。たとえば次のような点である。

1)ユーゴスラヴィアの第1次五カ年計画が遂行されたのは、同国が1948年6月にコミンフォルムから追放された時期に重なる。その事実は、ここで扱われた3つの事柄に具体的にどのように関わっているのだろうか。第2章でコミンフォルムからの追放と経済体制の変化について、そして新しいユーゴスラヴィアにふさわしい文化政策が文化人たちによって模索されたことが概観されている。しかしそのような新しい文化政策、ユーゴスラヴィア社会における政治的・社会的な変化と、取り上げられた3つの事柄との関係は、かならずしも十分には議論されていないように見える。

2)多民族的連邦国家ユーゴスラヴィアの国民的アイデンティティーの創出のために公式文化が利用され、そのために「元型」的な古い文化類型が援用され、それと類縁的なものが創り出されたという場合に、「想像の共同体」を創り出して「○○民族は永遠である」というイメージを国民の心の中に植え付けようとするナショナリズムとの関係も気になるところである。本書ではナショナリズム論はほとんど展開されていないが、「共産主義的」公式文化がナショナリズム的要素をどのように利用したのかという点も、今後の研究によって明らかにして欲しい。

3)本書が扱っているのはソ連とユーゴスラヴィアの例の比較であるが、当然のことながら、なぜソ連とユーゴスラヴィア(だけ)なのか、チェコスロヴァキアやポーランドなど、他の旧社会主義諸国の場合はどうだったのか、という疑問が浮かぶ。本書の著者が率先して内外の研究者を糾合して、このテーマでの国際的な比較研究プロジェクトを展開して欲しい。著者にはじゅうぶんにその実力があり、またこのテーマをめぐる内外の研究環境も「機が熟している」と言えるのではないか。


以上、あえて何点かの「問題点」を指摘した。しかしこれらはすべて「書かれていないこと」についての「無いものねだり」であり、本書の学術的意義をいささかも損なうものではない。今後著者が、この分野での研究をさらに広げ深めていかれるように、切に祈念する。

 

日本スラヴ学研究会奨励賞考委員会を代表して 長與進


木村彰一先生生誕百周年記念シンポジウム

日本ロシア文学会・日本スラヴ学研究会共催

木村彰一先生生誕百周年記念シンポジウム


司会 服部文昭(京都大学)


2015年6月6日(土)2時から6時

東京大学文学部2号館2階2番大教室


プログラム

14:00-14:10 開会挨拶

望月哲男(日本ロシア文学会会長)

土谷直人(日本スラヴ学研究会会長)


14:10-15:40 第1部 「『師』としての木村彰一先生」

坂倉千鶴(外務省研修所)/フィロロジストのまなざし

澤田和彦(埼玉大学)/早稲田と木村先生と『オネーギン』

岩井憲幸(明治大学)/『コンスタンティノス一代記』訳註の頃


15:40-16:00 休憩


16:00-17:00 第2部 「今に生きる木村彰一先生」

中村唯史(京都大学)/ロシア文学者としての木村彰一先生

小椋彩(東京大学)/木村訳で読むポーランド文学の愉しみ

大平陽一(天理大学)/木村先生とロマン・ヤコブソン



17:00-17:50 全体討論


17:50 閉会の辞

長與進(早稲田大学)


問い合わせ

tridoline@mail.goo.ne.jp

slav@l.u-tokyo.ac.jp(三谷恵子)


木村記念シンポジウム実施委員会

阿部賢一、中村唯史、長與進、服部文昭、三谷恵子


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木村彰一先生生誕百周年記念シンポジウムポスター表
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木村彰一先生生誕百周年記念シンポジウムポスター裏
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2014年度研究発表会のお知らせ

2014 年度日本スラヴ学研究会研究発表会 プログラム


【日時】:2015 年 3 月 20 日(金)14 時 30 分~18 時 50 分

 

【会場】:早稲田大学早稲田キャンパス(旧称・本部キャンパス)1号館401教室



2015 年 3 月 20 日(金)


14:30~14:35 開会の挨拶: 土谷直人(東海大学、本会会長)



14:35~14:40 研究情報紹介:木村護郎クリストフ(上智大学、本会事務局)

「学際的ポーランド研究オンライン・プラットフォーム www.pol-int.org」



14:40~15:15 研究発表Ⅰ [司会:小椋彩(東京大学)]

中野幸男(東京大学):「フランスの亡命ポーランド雑誌「Kultura」と Jerzy Giedroyc」


概要:1960 年代ロシアの裁判の影で編集者 Jerzy Giedroyc を中心とするパリの亡命ポーランド出版社 Instytut Literacki は亡命出版史に置いて大きな役割を果たしている。Józef Czapski やGustaw Herling-Grudziński など、ポーランドの戦後史において大きな役割を果たした人間も多い。ロシア語と英語のアーカイブ資料とポーランド語既刊資料を基にその現代的意義を考察する。



15:15~15:50 研究発表Ⅱ [司会:石川達夫(専修大学)]

田中柊子(静岡大学):「ミラン・クンデラの小説におけるフランス化」


概要:フランスへの移住はミラン・クンデラの小説に、舞台や登場人物の出身などの地理的設定、ローカルな事柄の選別、チェコ的あるいは中欧的なものの見方や価値観の表現など様々な点にフランス化とも言える変化をもたらした。西側諸国の読者を意識した語りや過去の作品の修正から見えてくる「同化」の表現、フランスで書かれ、フランスを舞台とした物語世界だからこそ顕著に浮かび上がる「異化」の表現の両方に注目し、クンデラの小説のフランス化のプロセスを考察する。



16:00~16:35 研究発表Ⅲ [司会:石川達夫(専修大学)]

宮崎淳史:「1930 年代チェコ・シュルレアリスム美術におけるバタイユの影響――インジフ・シュティルスキーの美術作品を中心に」


概要:本報告は、両大戦間期チェコの美術家インジフ・シュティルスキーJindřich Štyrský(1899‐1942)による 1930 年代前半の絵画作品を対象とし、そこに見られる思想家ジョルジュ・バタイユの影響を検討する。当時のシュティルスキーの作品はシュルレアリスム絵画として高く評価されているが、実は、シュルレアリスムの主導者アンドレ・ブルトンと激し4く対立していたバタイユの影響を多分に受けていた。そこでシュティルスキーの作品を通して、対立的なブルトンとバタイユに通底するものを明らかにし、そこからシュティルスキーの作品の詩学も明らかにする。



16:35~17:10 研究発表Ⅳ [司会:橋本聡(北海道大学)]

長與進(早稲田大学):「1918-1919 年のプレショウ市における<東部スロヴァキア文章語>の使用について」


概要: スロヴァキア文章語史においては、東部地域において「独自の」文章語が用いられたケースがいくつか報告されている。本発表ではそのなかから、20 世紀初頭にプレショウ市(シャリシ県)で刊行されていた週刊新聞『我らの旗』における使用例と、1919 年 6 月のスロヴァキア評議会(ソビエト)共和国の布告と新聞における「東部スロヴァキア文章語」使用を連続したものと捉えて、選択されたテクストの方言学的な分析を行い、後半で民族名称(エトノニム)に着目して、スロヴィアク/スロヴァーク、チェヒ、マジャール/ウヘルの用例を検討する。



17:15~18:45 講 演 [司会:野町素己(北海道大学)]

講演者:Marjan Markovikj (University "Ss. Cyril and Methodius" of Skopje,Faculty of Philology "Blaže Koneski")

マリアン・マルコヴィッチ (スコピエ聖キリル・メトディ大学、ブラジェ・コネスキ記念文学部)


題目:

*The Aromanian and its contacts with Macedonian **(from Balkanperspective)* (使用言語:英語)

*企画:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターMarkovikj 氏は、スコピエ大学およびマケドニア科学・芸術アカデミー地域言語研究センターに所属する言語研究者でバルカン言語学の専門家として知られている。とりわけ、マケドニア方言学およびアルーマニア語研究で数多くの業績を挙げており、代表的著作として、両言語の言語接触の諸問題を扱った Aromanskiot i makedonskiot govor od ohridsko-struškiot region vo balkanski kontekst(2007)がある。



18:45~ 閉会の挨拶:佐藤昭裕(京都大学、本会企画編集委員長)


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2014年度研究会プログラム
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スラヴ文献学シンポジウムのご案内

スラヴ文献学シンポジウム

『賢者アキルの物語』-中世スラヴ文学への新たなアプローチ


開催日時と場所

2015 年 3 月 16 日(月)

14:00〜18:00 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 401 室

2015 年 3 月 18 日(水)

15:00〜17:30 東京大学文学部 3 号館 7 階 スラヴ語スラヴ文学演習室


報告者・討論者

・アレクサンドル・ボブロフ(ロシア科学アカデミー・ロシア文学研究所)

・アニツァ・ヴラシッチ-アニッチ(クロアチア・古スラヴ研究所)

・太田敬子(北海道大学)

・服部文昭(京都大学)

・三浦清美(電気通信大学)

・三谷惠子(東京大学)


3 月 16 日は英語,18 日はロシア語で行います(通訳なし)。


事前の申し込み不要,来聴歓迎。

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スラヴ文献学シンポジウム
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2014年度研究発表会報告者募集

2014年度研究発表会報告者募集


本年度の研究発表会を2015年3月20日(金)、早稲田大学(早稲田キャンパス)で開催いたします。つきましては、下記の要領で研究発表者を募集いたしますので、奮ってご応募ください。

なお、今回の研究発表会の前に、『(西)スラヴ学論集』掲載論文の電子化と著作権に関して、臨時総会を開いて規定を決めるべく、企画編集委員会で検討中です。


1.研究発表

研究発表の希望者は、a.氏名、b.所属、c、報告テーマ、d.概要(200字程度)、e.使用を希望する機材について、2015年1月31日(土)までに事務局までご連絡ください。

なお、報告時間は1人25分、質疑応答は5分を予定しています。

また、現時点で本会に加入していない方も研究発表を行なうことができますので、関心をお持ちの方にご周知ください。その場合、研究発表の申込みの前に、事務局まで入会申込書をお送りください。入会申込書は本会HPよりダウンロードできます。


2.パネル発表

昨年同様、「パネル発表」のセクションも開催する予定です。パネル発表は、共通のテーマ設定のもと、発表者2~3名、コメンテータ1名などから構成されるものとします。発表はそれぞれ20分、コメントおよび質疑は45分程度を予定しています。パネル発表を希望される方は、発表の概要(a.テーマ、b.発表者/コメンテータ等の氏名・所属、c.パネル発表の概要(200字程度)、d.時間配分の希望、e.使用を希望する機材)を詳しく記述して、上記と同じく2015年1月31日(土)までに事務局まで送付してください(書式は自由)。


3.旅費助成について

本年度は、ICCEESの発表者への助成を優先したため、旅費助成は行いません。ご了承ください。






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2014年度研究発表会報告者募集
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日本スラヴ学研究会奨励賞推薦・応募のお願い

日本スラヴ学研究会では、若手・中堅の会員による研究を奨励するために、学術書の刊行を対象に日本スラヴ学研究会奨励賞を設けることを、2014年6月の総会で決めました。毎年12月末日を基準日として、過去2年間に会員によって刊行された研究書を対象とするものです。今回がその第1回の選考ということになります。つきましては、会員各位におかれましては2013年・2014年中に刊行された研究書の中から受賞にふさわしい著作をご推薦くださいますよう、お願いいたします。


他の会員による著作を推薦するだけでなく、自著を推薦(自薦)していただいても構いません。推薦(自薦)に当たっては400字程度の推薦理由書をご提出ください。


推薦の期限は2015年1月末日とします。上記推薦理由書をメール添付にて下記事務局アドレスお送りください。日本スラヴ学研究会奨励賞の推薦であることがわかるようメールアドレスに明記してください。


なおこの賞に関する内規についてはここをご覧ください。


日本スラヴ学研究会奨励賞選考委員長

長與進


日本スラヴ学研究会事務局アドレス:slav@jsssll.org


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日本スラヴ学研究会奨励賞推薦書
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Slavic Minorities and their (Literary) Languages in the EuropeanContext and Beyond: the Current Situation and Critical Challenges

Date: 30-31 January 2015


Venue: Waseda University, Waseda Campus, New 3rd Bldg., Room 701 (7th floor)


Preliminary Program

January 30th (Fri.)

Opening Remarks: 13:10-13:15

Motoki Nomachi (Hokkaido U)

Keynote Lecture: 13:15-14:30

Chair: Motoki Nomachi (Hokkaido U)

George J. Marvan (Charles U in Prague) “Łysohorskyʼs Poetic Lachian – a Museum

Exhibit or a Message for the Future?”

Session 1. Languages Emancipation in the Balkans: 14:30-16:00

Chair: Masumi Kameda (U of Tokyo)

Evangelia Adamou (French National Centre for Scientific Research): “Why Pomak will not be the Next New Literary Slavic Language and Why This Matters”

Motoki Nomachi (Hokkaido U) & Bojan Belić (U of Washington): “Issues in Southeast European Language Emancipation”

Discussant: Dieter Stern (Ghent U)


Coffee break: 16:00-16:15


Session 2. Issues of Corpus Planning: 16:15-17:45

Chair: Satoshi Hashimoto (Hokkaido U)

Mira Načeva-Marvanová (J.E. Purkyně U): “Electronic Corpora of Slavic Micro-Languages at their Threshold – the State of the Art and its Further Prospects”

Jan Maksymiuk (Independent scholar): “The Development of a Latin Spelling System for Podlachian”

Discussant: Yukiyasu Arai (Hokkaido U)


January 31st (Sat.)

Special Presentation 1. 9:30-10:45

Chair: Bojan Belić (U of Washington)

Dieter Stern (Ghent U): “The Privacy of Having a Language of One’s Own: Slavic Regional Standard Projects and Minority Agendas Online”


Coffee break 10:45-11:00


Session 3. Linguistic Situations in Eastern Slovakia Today: 11:00-12:30

Chair: Satoshi Hashimoto (Hokkaido U)

Slavomír Ondrejovič (Ľ. Štúr Institute of Linguistics of SAS): “On the Eastern Slovak Linguistic Separatism”

Konstantin Lifanov (Lomonosov Moscow State U): “The Language of the Eastern Slovakia Landmarks of the Writing System from Modern Perspective” (in Russian)

Discussant: Susumu Nagayo (Waseda U)


Lunch break 12:30-14:00


Session 4. Micro-literary Languages in European Context: 14:00-16:00

Chair: Keiko Mitani (U of Tokyo)

Satoshi Terao (U of Tokyo): “The Possibility of the Mirandese Language as a Model for the Establishment and Promotion of Lesser-used Minority Languages”

Madlena Norberg (U of Potsdam): “The Maintenance of Lower Sorbian in Brandenburg”

Dicussant: Goro Christoph Kimura (Sophia U)

Special Presentation 2. 16:00-17:15

Chair: Motoki Nomachi (Hokkaido U)

Jaromira Labudda (Linia School): “The Kashubian Education Yesterday and Today”

General Discussion and Closing Remarks: 17:15-17:30

Chair: Dieter Stern (Ghent U)


Organized by:

Slavic-Eurasian Research Center (SRC), Hokkaido University, Japan

Ghent Center for Slavic and East European Studies (GCSEES), Ghent University, Belgium


Sponsored by:

JSPS Grant-in-Aid for Scientific Research B "A Comprehensive Study of the Slavic Micro Literary Languages after Revolutions of 1989" (headed by Motoki Nomachi)

JSPS Grant-in-Aid for Scientific Research B "Images of East in Eastern European Literature" (headed by Ken-ichi Abe)

JSPS Grant-in-Aid for Scientific Research A 25243002 (headed by Mitsuyoshi Numano)

The Japan Society for the Study of Slavic Languages and Literatures (JSSSLL)

日本スラヴ学研究会秋季講演会 JSSSLL 2014 AUTUMN MEETING

SLAVIC LANGUAGES IN TIMES OF GLOCALIZATION

グローカル化時代のスラヴ語

 

平成26年11月15日(土)15:30~17:40

Sat. November 15. 2014  3:30 p.m. - 5:40 p.m.

東京大学文学部法文1号館112教室

The University of Tokyo (Hongo Campus) Faculty of Letters, Bldg.1, Room 112


Map■http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html


(講演は英語で行われます)

 

15:30-15:35 開会の辞 土谷直人(日本スラヴ学研究会会長)

Opening Address: Naoto TSUCHIYA (President of JSSSLL)

15:35-16:20

Jelisava Dobovšek-Sethna

(Tokyo University of Foreign Studies)

SOCIO-LINGUISTIC CONSTRAINTS IN THE TRANSFER OF TERMINOLOGY FROM ENGLISH INTO SLOVENIAN

 

16:20-17:05

Marina Katnić-Bakaršić

(University of Sarajevo)

LANGUAGE SITUATION IN BOSNIA AND HERZEGOVINA: A SOCIOLINGUISTIC PUZZLE

17:05-17:35   質疑応答  Questions and Answers

17:35-17:40 閉会の辞 佐藤昭裕(京都大学)

Closing Address: Akihiro SATO (Kyoto University)

司会■三谷惠子  

Moderator■Keiko MITANI (The University of Tokyo)

 

Jelisava Dobovšek-Sethna

東京外国語大学講師。専門は応用言語学、スロヴェニア語・英語教育。2012年よりLinguapax Asia理事長

 

Marina Katnić-Bakaršić

サラエヴォ大学教授。専門は言語学、文体論、批判的談話分析。社会言語

学の論考も多くある。

 

後援■駐日スロヴェニア大使館、駐日ボスニア・ヘルツェゴヴィナ大使館

Supported by

Embassy of the Republic of Slovenia in Japan

Embassy of Bosnia and Herzegovina in Japan

 


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日本スラヴ学研究会秋季講演会
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International Symposium:Images of East European Literature: The Variableand Invariable in the Past and Present

International Symposium:Images of East European Literature: The Variable

and Invariable in the Past and Present


[日 時]: 2014年9月28日(日)9:45~18:15


[会 場]: 立教大学池袋キャンパス12号館地下1階第1、第2会議室

http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/


[プログラム]:


9:45-10:00 Opening Remarks: Kenichi Abe (Rikkyo University)


10:00-12:00 Session 1: Journey, Migrations and Literature


- Natasza Goerke (Writer): “Ten Months and two Days. Fragments.”

- Satoko Inoue (Kumamoto University): “Imagination of Spaces and Places in Polish Travel Writing after 1989”

- Hikaru Ogura (University of Tokyo): “Migration in the Polish Documentary Film”

- Chair: Kenichi ABE (Rikkyo University)

- Discussant: Tokimasa Sekiguchi (Tokyo University of Foreign Studies)


12:00-13:15 Lunch


13:15-15:15 Session 2: Rewriting Literary History


- Ariko Kato (Nagoya University of Foreign Studies): “Rewriting Europe: 

The Central Europe of Yuri Andrukhovych and Andrzej Stasiuk”

- Elena Gapova (Western Michigan University): “Things Fall Apart: The "Moral Revolution" of Svetlana Alexievich”

- Go Koshino (Hokkaido University): “Belarusian Literature Written in Russian”

- Chair: Hikaru Ogura(University of Tokyo)

- Discussant: Kazuhisa Iwamoto (Wakkanai Hokusei Gakuen University)


15:15-15:30 Coffee Break


15:30-17:00 Session 3: Literature of Micro-nations


- Grzegorz Schramke (University of Gdańsk): “The Most Recent Kashubian Literature - the Situation Today, Achievements and Tasks for Immediate

Future”

- Delia Grigore (University of Bucharest): "A Pattern of Thinking in the Rromani Poetry"


- Chair: Motoki Nomachi (Hokkaido University)

- Discussant: Kenichi Abe (Rikkyo University)


17:00-17:30 General Discussion


17:30-18:15 Poetry Reading

Natasza Goerke, Delia Grigore, Grzegorz Schramke


* 使用言語:英語。

* 入場無料、予約不要。


[主催]:科学研究費・基盤研究(B)「東欧文学における「東」のイメージに関する研究」(研究代表者:阿部賢一)


[共催]:

立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻/日本スラヴ学研究会/・北海道大学スラヴ・ユーラシア研究センター/科学研究費・挑戦的萌芽研究「ロシア語文化圏の東西周縁の文学における戦争の語りの比較研究」(研究代表者:越野剛)


[問合せ先]: 阿部賢一(立教大学)E-mail: ken21abe@rikkyo.ac.jp

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『スラヴ学論集』18号原稿募集

『スラヴ学論集』18号(2015年3月発行予定)の投稿希望者は、本ウェブサイト「スラヴ学論集」の投稿規程および申込書を参照のうえ、記入した申込書をメール添付(または郵送)で事務局までお送り下さい。

申込締切は2014年8月31日、原稿締切は2014年9月30日です。

どうぞふるってご応募ください。

2014年度日本スラヴ学研究会総会・シンポジウム・講演会のご案内

2014年度日本スラヴ学研究会総会・シンポジウム・講演会のご案内 

 

2014 年 6 月 14 日(土) 

専修大学・神田キャンパス 1 号館 204 教室 

 

12:45~13:15

総会(会員のみ) 

 

13:30~17:00

公開シンポジウム 「いま読みたい中東欧の現代文学」 

 

中東欧現代文学の、いまいちばんおもしろい読みどころを、専門家が一堂に会してわかりやすくレクチャーします。聞けば絶対、読みたくなる! 

 

【報告者】 

1)原田義也(ウクライナ)「現代のマドンナは何を祈るか――詩人リーナ・コステンコの世界観」 

2)小林久子(アルバニア)「イスマイル・カダレ~『死者の軍隊の将軍』と『夢宮殿』における土着性と寓意」 

3)栃井裕美(セルビア)「セルビアのユダヤ系作家ダヴィド・アルバハリ」 

4)櫻井映子(リトアニア)「バリース・スルオガ『神々の森』――強制収容所を舞台にした悲喜劇」 

5)小椋彩(ポーランド)「オルガ・トカルチュクを読む」

6)木村英明(スロヴァキア)「スロヴァキア語で表す<いま・世界>」 

7)阿部賢一(チェコ)「都市、記憶、移動――21世紀のチェコ文学から」 

 

コメンテータ:沼野充義、司会:越野剛 

 

17:15~18:45 

公開講演 ロムアルド・フシチャ氏講演 

 

【題目】:「スラヴ語世界における日本語辞書編纂学の新展開:ポーランド語や西スラヴ諸語をめぐって」 

【講演者紹介】:ロムアルド・フシチャ氏(ワルシャワ大学/ヤギェロン大学)はポーランドを代表する言語学者。日本語やその他の東アジア諸語、スラヴ諸語研究を専門とし、それらの領域から数多くの業績をあげており、特に統語論研究や敬語論でよく知られる。代表作は「敬語論:文法・語用論・類型論」(1996年、2006年)で、東アジア諸語研究、スラヴ語研究の双方にとって重要な著作としてよく参照されている。2012 年には日本政府より旭日章を授与される。 

 

司会:野町素己(北海道大学スラブ研究センター准教授) 

* 使用言語は日本語。 

   

*シンポジウム・講演は一般参加自由、予約不要、無料です。 

みなさまお誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください。 

当日、会場にて出版社による関連書籍の販売も行う予定です。 

 

【アクセス】: 

http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access.html#kanda 

神保町駅(地下鉄/都営三田線、都営新宿線、半蔵門線)出口A2より徒歩3分 

九段下駅(地下鉄/東西線、都営新宿線、半蔵門線)出口5より徒歩3分 

水道橋駅(JR)西口より徒歩7分 

* 地下鉄・神保町駅から来る場合は、「A2」出口を出て右方向すぐの「専大前」交差点(「専大通り」と「靖国通り」の交差点)を右折して左側すぐ。 

 

問い合せ先:石川達夫(専修大学) 

E メール:ishikawa.kamizono@gmail.com

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2014年度日本スラヴ学研究会総会・シンポジウム・講演会のご案内 訂正版
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2014年度日本スラヴ学研究会 報告要旨 訂正版
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公開シンポジウム「ボフミル・フラバル生誕百周年記念シンポジウム」ご案内

公開シンポジウム「ボフミル・フラバル生誕百周年記念シンポジウム」ご案内

中欧文学を代表するチェコの作家ボフミル・フラバルが生誕百周年を迎えるにあたり、フラバル原作の映画を上映するとともに、研究者、作家、翻訳家、批評家がそれぞれの視点からフラバル文学の魅力を議論します。

 

[日 時]:2014年3月29日(土)13:30 ~ 18:00

 

[場 所]:立教大学池袋キャンパス 7号館 7101教室

http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/

 

 

[プログラム]:

 

第1部 映画「剃髪式」上映(13:30~15:10)

 (イジー・メンツル監督、1980年、チェコスロヴァキア、93分、字幕あり)

 

 

第2部 フラバルを語る(15:30~18:00)

 

・講演「ピプスィから見たフラバル、フラバルから見たピプスィ」マルケータ・ゲプハルトヴァー(東外大)

 

・ディスカッション:いとうせいこう(作家)、小野正嗣(作家)、沼野充義(東大)、阿部賢一(立教大)

 

[主 催]:立教大学文学部文学科文芸・思想専修、チェコセンター東京

 

[後 援]:駐日チェコ共和国大使館

* 予約不要、入場無料。

 

詳細は → http://www.rikkyo.ac.jp/events/2014/03/14109/

2013年度日本スラヴ学研究会研究発表会のご案内

2013年度日本スラヴ学研究会研究発表会 プログラム

 

【日時】:2014年3月22日(土)14時~18時30分

 

【会場】:早稲田大学早稲田キャンパス(旧称・本部キャンパス)

9号館5階大会議室

(アクセス:東西線 早稲田駅から徒歩5分)

 

2013年3月22日(土)

 

(12:30~13:30 企画編集委員会)

 

14:00~14:05 開会の挨拶: 佐藤昭裕(京都大学、本会企画編集委員長)

 

14:05~15:15 研究発表Ⅰ [司会:三谷惠子(東京大学)]

 

① ヨカ・サーニャ(東京外国語大学大学院博士後期課程):

「セルビア語の対格名詞と動詞との組み合わせの意味分類 ―「物に対する働きかけ」と「人に対する働きかけ」」

概要:セルビア語の対格名詞の動詞の組み合わせには「物に対する働きかけ」と「人に対する働きかけ」を表わすものが見られる。「物に対する働きかけ」には「変化」、「付着」、「移動」、「接触」と「生産」というものがあり、「人に対する働きかけ」には「人の行為の引き起こし/放任」、「生理的変化」、「空間的位置変化」、「心理的変化」、「社会的場面での人への働きかけ」と「教育目的の伝達」を表わすものが見られる。これらの意味的特徴と構文的特徴について発表させていただきたい。

 

② 岡野要(京都大学大学院博士後期課程):

「南スラヴ語の回転動詞について ― 語彙類型論の観点から ―」

概要:本報告では、近年盛んになりつつある語彙の類型論的研究の知見を参照しながら、回転動詞(verbs of rotation)の意味と南スラヴ諸語におけるこれらの動詞の分布について考察する。「回転」は「(空間における)移動」の周辺的現象のひとつであるが、移動動詞の研究に比べると回転動詞を扱った研究はそれほど多くない。「回転」という意味領域がどのような要素から構成されているのかを紹介するとともに、南スラヴ語の回転動詞がどのような語彙体系を有するのかを明らかにすることを目指す。

 

15:30~16:40 研究発表Ⅱ [司会:石川達夫(専修大学)]

 

① 半田幸子(東北大学大学院博士後期課程):

「ミレナ・イェセンスカーとモード記者の役割 ― 1920年代における言説から」

概要:今日では専らカフカの恋人の一人として知られるミレナ・イェセンスカー(Milena Jesenská, 1896-1944)は戦間期においてはジャーナリストとして活躍し、1920年代は特に日刊紙のモード欄などにおいて多くの記事を残した。 記事の内容はテーマとするモードを超えたものも多かったが、彼女自身はモード記者としての自覚があった。本発表では、ミレナがモード記者の役割について、流行通信としての機能ではない独自の見解を有していたことを確認し、そのことが土地柄および時代的背景において何を意味するのか考察を試みる。

 

② 伊藤惟(名古屋大学大学院博士後期課程):

「Jurij Brězan『黒い水車』に見るソルブ-ドイツ民族関係と民族相互理解への試み」

概要:ソルブ人文学作家Jurij Brězanによる『黒い水車Die Schwarze Mühle(1968)』は、ソルブ民族に伝わる魔法使い伝説『クラバート伝説』を素地にし、著者により社会主義的・民族団結の思想を織り込まれた新たな『クラバート物語』として描かれた。またこの物語の各モチーフにはソルブ民族とドイツ民族の歴史的関係が重ね合わされていることも知られている。本発表ではこの『黒い水車』の中の対立構図を通し、より根源的で内的・精神的なソルブ-ドイツ民族関係への解釈を試みる。

 

17:00~18:30 講 演 [司会:野町素己(北海道大学)]

 

Milorad Radovanović(University of Novi Sad, Serbian Academy of Sciences and Arts)

ミロラド・ラドヴァノヴィチ

(ノヴィサド大学教授、セルビア科学芸術学士院会員):

" Serbian Language Today: the Main Issues "(使用言語:英語)

*企画:北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」

Radovanović氏は、ノヴィサド大学の教授およびセルビア科学芸術学士院の正会員で、ご専門はセルビア(・クロアチア)文法研究、一般言語学(理論研究)、社会言語学で、東側のみならず、西側でも活躍されている研究者です。バルカン半島の言語と社会にまつわる話(セルビア・クロアチア語崩壊後どうなったのか現在の標準語の諸問題など)といった、言語を専門としない広い層の会員にも興味を持っていたけるテーマではないかと考えております。

 

18:30~ 閉会の挨拶:土谷直人(東海大学、本会会長)

 

 

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2013年度日本スラヴ学研究会研究発表会プログラム
研究発表会 プログラム140322.pdf
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ミロラド・ラドヴァノヴィチ講演会レジュメ
Izrucak_Radovanovic.doc
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ザーヴィシュ・シュマン講演会「ヤクプ・デムルの作品 混沌の茂み」

ザーヴィシュ・シュマン講演会「ヤクプ・デムルの作品 混沌の茂み」

 

日 時:2014年2月20日(木)16:00 ~ 18:00

 

場 所:立教大学池袋キャンパス 12号館第2会議室

 

名 称:「ヤクプ・デムルの作品 混沌の茂み」

 

内容:チェコのカトリック文学における重要な作家ヤクプ・デムル(1878-1961)。

デメル全集の編集も手掛けるシュマン氏に、デムル文学の射程の広さとその受容の問題点について講義していただく。

 

講 師:ザーヴィシュ・シュマン氏(カレル大学教育学部専任講師)

 

進行・通訳:阿部賢一(立教大学文学部准教授)

 

主 催:立教大学文学研究科比較文明学専攻、日本スラヴ学研究会

 

講師略歴:

ザーヴィシュ・シュマン(Záviš Šuman)。17世紀のフランス悲劇を専門とするロマンス文学研究者。同時に、ヤクプ・デムルら、チェコにおけるカトリック文学の研究者としても知られ、デムル全集の編纂にも関わっている。文学博士。現在、カレル大学教育学部フランス語科専任講師。主な論文として、La représentation de l’espace théâtral à l’Âge classique. Les vues théoriques confrontées à la dramaturgie racinienne dans Esther, Études Romanes de Brno 32, 2011. など、他多数。

 

問い合わせ:阿部賢一 ken21abe@rikkyo.ac.jp

ヴォィヴォディナ地域研究ワークショップの御案内‏

ヴォィヴォディナ地域研究ワークショップの御案内‏
ヴォィヴォディナ地域研究ワークショップの御案内‏

みなさま

2月2日(日)に、地域研究コンソーシアム次世代ワークショップ

「多民族社会におけるアイデンティティの形成・分断・再統合―ヴォィヴォディナ地域研究確立に向けて―」が行われます。

ポスターとプログラムを添付します。

ふるってご参加ください。

 

ワークショップの概要は以下のとおりです。

共産主義政権の崩壊と民主化は、そこに住む人々の帰属意識にも大きな変化をもたらすものであった。とくに近年関心を集めているのは、旧共産圏のマイノリティ民族による権利拡大を求める運動である。激しい民族対立を経験した旧ユーゴ地域では特にセルビア北部のヴォイヴォディナ自治州において、民族的アイデンティティをめぐる運動がきわめて多様な様相を伴いつつ活性化している。

ヴォイヴォディナ自治州とは、約21,500㎢という比較的小さい面積ながら、欧州でも類を見ない多民族社会を形成してきた地域である。自治州内では約30の言語が使用されていると言われ、うち6言語が公用語に認定されている。ヴォイヴォディナは、ユーゴ連邦崩壊に伴う国境の引き直し、人口移動、さらにEUとの関係に伴って劇的な変化を遂げており、多民族社会の問題を考えるうえできわめて重要なモデルケースである。ただし旧ユーゴ地域の民族問題を扱う研究のほとんどは、共和国間の対立やコソヴォ情勢に集中しており、ヴォイヴォディナについては単独の研究や個別の専門分野内で全体像をカバーすることが困難であることに加え、地域研究の視点からの共同調査の試みも少なく、その現状について十分な研究成果が出されてきたとは言い難い。

そこで本企画では、専門とする言語や分野の違いを超えた国際的な意見交換の場を設けることで、(1)ヴォイヴォディナにおける多民族共生をめぐる現状と、その背景としての歴史的・政治的・文化的諸問題を総合的に明らかにするとともに、(2)「ヴォイヴォディナ地域研究」確立のための協力体制を構築することを目指す。

 

日程・会場は以下のとおりです。

 

2014年2月2日(日)、北海道大学東京オフィス

(http://www.hokudai.ac.jp/introduction/satellites/tokyo/)

 

(発送:事務局・木村)

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ヴォィヴォディナ地域研究ワークショッププログラム
voivodina_workshop_programme_15jan.pdf
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2013年度研究発表会報告者募集について

2013年度研究発表会報告者募集について

 

本年度の研究発表会を2014年3月22日(土)、23日(日)の両日、早稲田大学(早稲田キャンパス)で開催いたします。つきましては、別紙の要領で研究発表者を募集いたしますので、奮ってご応募ください。

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2013年度研究発表会報告者募集要項
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ボヤン・ベーリッチ氏講演会のご案内

ボヤン・ベーリッチ氏講演会のご案内

日時:2014年1月31日(金)16時~19時
会場:東京大学駒場キャンパス18号館1階 メディアラボ2
講演題目:What's In a Language Name? The Case of Bosnian, Croatian, Montenegrin and Serbian

*講演は英語(通訳なし)
*一般参加自由・予約不要
アクセス:
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html

講師紹介:ベオグラード出身の言語学者で、専門は南スラヴ諸語を中心とした文法研究および社会言語学。2005年にオハイオ州立大学より博士号を取得。同年ワシントン大学(シアトル市)に着任。現在は上級講師として、セルビア・クロアチア・ボスニア語、ロシア語、スラヴ言語学の教鞭をとる。

近年の業績として、
1850-1950: A Century of Letters among the Bosniaks, Croats, Montenegrins and Serbs.
Bermjard Brehmer and Biljana Golubovic, eds. Serbische und Kroatische Schriftlinguistik. Hamburg: Verlags Dr. Kovac. 2010. 11-29. When OVO and OVO are different. Balkanistica. 23: 1-20. 2010などが挙げられる。
詳しくは次のリンクを参照のこと:
http://slavic.washington.edu/people/bojan-belic


問い合わせ:野町素己(北海道大学スラブ研究センター)
mnomachi@gmail.com

主催:北海道大学スラブ研究センター
共催:京都大学地域研究統合情報センター、北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」
後援:日本スラヴ学研究会

『スラヴ学論集 第16号』が刊行されました。

『スラヴ学論集 第16号』が刊行されました。

 

詳細は論集の「目次一覧」をご参照ください。 なお、本号から『スラヴ学論集』と改名いたしました。 次号の執筆申込は「投稿申込」からお申し込みください。

日本スラヴ学研究会:総会・シンポ・講演(6月29日)‏

来たる6月29日(土)、本年度の総会を下記の要領で開催いたします。当日は、総会後にシンポジウムおよび講演会を開催します。詳細は、添付ファイルをご覧ください。

【日時】:2013年6月29日(土) 13:30~ 総会/14:15~ シンポ・講演

【会場】:専修大学・神田キャンパス1号館2階208教室 

【プログラム】 
13:30~14:00 総会(会員のみ)
 
14:15~16:45 シンポジウム「スラヴ世界と日本の文化交流」

17:00~18:30 アンドリイ・ダニレンコ准教授(ペース大学)講演 

 ●「シンポジウム」および「講演」は、一般参加自由・予約不要・無料。 

【アクセス】:
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access.html#kanda 
神保町駅(地下鉄/都営三田線、都営新宿線、半蔵門線)出口A2より徒歩3分 
九段下駅(地下鉄/東西線、都営新宿線、半蔵門線)出口5より徒歩3分 
水道橋駅(JR)西口より徒歩7分 
* 地下鉄・神保町駅から来る場合は、「A2」出口を出て右方向すぐの「専大前」交差点(「専大通り」と「靖国通り」の交差点)を右折して左側すぐ。 

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総会・シンポのご案内(2013年6月29日)
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総会・シンポのご案内(2013年6月29日)
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「中欧文学の夕べ  トカルチュク、アイヴァス、山崎佳代子を迎えて 朗読とトーク」のご案内

「中欧文学の夕べ  トカルチュク、アイヴァス、山崎佳代子を迎えて 朗読とトーク」のご案内

 

現代ポーランドを代表する作家オルガ・トカルチュク氏、ヤロスラフ・

サイフェルト賞など、国内外の文学賞を多数受賞しているチェコの作家ミハル・アイヴァス氏、さらにはベオグラード在住の詩人山崎佳代子氏の三人の作家・詩人をお招きして、朗読会を開催します。中東欧の作家、詩人が東京で一堂に会し、それぞれの作品を、それぞれの声で詠み上げる一夜限りのイベントとなります。ぜひ一人でも多くの方にご参集いただければ幸いです。(阿部)

「中欧文学の夕べ  トカルチュク、アイヴァス、山崎佳代子を迎えて 朗読とトーク」

[日時]:2013年3月2日(土)午後4時~6時

[会場]:東京大学文学部法文2号館2階2番大教室 (入場無料、予約不要)

[共催]:
・科研費基盤(B)「グローバル化時代における文化的アイデンティティと新たな世界文学カノンの形成」(研究代表者:沼野充義)
・科研費基盤(B)「東欧文学における「東」のイメージに関する研究」(研究代表者:阿部賢一)
・北海道大学スラブ研究センター(平成24年度スラブ・ユーラシア地域を中心とした総合的研究「東欧文学における「東」のイメ-ジの形成と変遷:特に「移動の文学」に注目して」)(研究代表者:小椋彩)
・東京大学文学部現代文芸論研究室

[後援]:日本スラヴ学研究会

* 詳細については、添付ファイルをご覧ください。
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「中欧文学の夕べ  トカルチュク、アイヴァス、山崎佳代子を迎えて 朗読とトーク」のご案内
中欧文学の夕べ トカルチュク アイヴァス 山崎佳代子 .pdf
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オルガ・トカルチュク氏講演会のご案内

オルガ・トカルチュク氏講演会のご案内

 

現代ポーランドを代表する作家オルガ・トカルチュク氏の講演会を下記の要領で開催いたします。皆様のご参加お待ちしております。(阿部)


オルガ・トカルチュク講演会「文学にあらわれた《中欧》

という名の幽霊:中欧文学は存在するか」

[日時] :2013年3月1日(金)17時~19時 

[会場」 :立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール

[主催]:北海道大学スラブ研究センター(平成24年度スラブ・ユーラシア地域を中心とした総合的研究「東欧文学における「東」のイメ-ジの形成と変遷:特に「移動の文学」に注目して」)(研究代表者:小椋彩)/立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻

[後援]:駐日ポーランド共和国大使館、日本スラヴ学研究会、白水社 

[協力]:ポーランド広報文化センター



オルガ・トカルチュク講演会+朗読の夕べ(『昼の家、夜の家』『逃亡派』より、ポーランド語および日本語)

[日時]:2013年3月3日(日)16時半~18時 

[会場]:同志社大学室町キャンパス 寒梅館6階大会議室

[主催]:北海道大学スラブ研究センター(平成24年度スラブ・ユーラシア地域を中心とした総合的研究「東欧文学における「東」のイメ-ジの形成と変遷:特に「移動の文学」に注目して」)(研究代表者:小椋彩)/同志社大学(科研費基盤研究(B)「近代ロシア文学における「移動の詩学」」 研究代表者:諫早勇一)

[後援]:駐日ポーランド共和国大使館、日本スラヴ学研究会、白水社 

[協力]:ポーランド広報文化センター


* 詳細については、添付ファイルをご覧ください。

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トカルチュク講演会
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2012年度研究発表会(2013.3.29-30)のご案内

2012年度研究発表会(2013.3.29-30)のご案内

 

本年度の研究発表会を下記の要領で開催いたします。皆様のご参加お待ちしております。(阿部)

[日時]:2013年3月29日(金)、30日(土)14時~18時
[会場]:早稲田大学早稲田キャンパス(旧称・本部キャンパス)9号館5階大会議室(両日ともに)

* プログラムについては、添付ファイルをご覧ください。 

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2012年度研究発表会のご案内
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イリーナ・アレクサンドロヴナ・セダコワ博士講演会(2月3日)のハンドアウトをアップしました。

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イリーナ・アレクサンドロヴナ・セダコワ博士講演会ハンドアウト
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イリーナ・アレクサンドロヴナ・セダコワ博士講演会

イリーナ・アレクサンドロヴナ・セダコワ博士講演会

 

【日時】:2013年2月3日(日)16:00~18:00

 

【会場】:早稲田大学 早稲田キャンパス(旧称・本部キャンパス)9号館5階小会議室

 

【アクセス】:http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

 

【講演題目】:"Ritual Year in Bulgaria and Russia:Traditions and Modernity"

 *使用言語:英語。

 

【講師紹介】

イリーナ・アレクサンドロヴナ・セダコワ博士(ロシア科学アカデミー・スラヴ学研究所)は、ロシアで現在最も活躍している南東欧言語文化の専門家で、主にブルガリアをフィールドとしている民族言語学者です。セダコワ氏の研究の関心領域は広く、バルカン言語連合の諸問題、ブルガリアやその他のスラヴ人の民間信仰、フォークロア、風習などを、言語学を中心とした学際的なアプローチで取り組んでいます。セダコワ氏は、これまでに180を超える論文などを国内外の有力研究誌に執筆していますが、中でも単著『ブルガリア人の言語と文化におけるバルカンのモチーフ』(2007)は、ブルガリア語にも翻訳されるなど高い評価を得ており、また故・ニキータ・イリイチ・トルストイが主導的役割を果たした百科事典『スラヴ古代文化』(1995-2012)の主要な著者の一人です。

 

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イリーナ・アレクサンドロヴナ・セダコワ博士講演会
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シュテフェン・ヘーネ教授講演会

シュテフェン・ヘーネ教授講演会

 

【日時】:2013年1月25日(金)17:00~19:00

 

【会場】:専修大学・神田キャンパス・7号館(大学院棟)7階773教室

 

【アクセス】:http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access.html#kanda

神保町駅(地下鉄/都営三田線、都営新宿線、半蔵門線)出口A2より徒歩3分

九段下駅(地下鉄/東西線、都営新宿線、半蔵門線)出口5より徒歩3分

水道橋駅(JR)西口より徒歩7分

地下鉄・神保町駅から来る場合は、「A2」出口を出て右方向すぐの「専大前」交差点(「専大通り」と「靖国通り」の交差点)を右折して左側すぐ(神田古書店街北西側)

 

 

【講演題目】:「民族再生期のドイツ・チェコ関係」

 *講演はチェコ語(通訳付)、質疑応答はドイツ語(通訳付)

 *一般参加自由・予約不要・無料

 

【講師紹介】:シュテフェン・ヘーネ教授。1956年デュッセルドルフ生まれ。デュッセルドルフ大学卒。フランツ・リスト音大教授、プラハ・カレル大学兼任講師。専門は特にドイツ・チェコ関係で、『言語・経済・文化――相互作用におけるドイツ人とチェコ人』(ミュンヘン、1997年)などの業績がある。

http://www.hfm-weimar.de/v1/studium/institute/fk3/kulturmanagement/dozenten/hoehne_neu.php

 

【司会・問い合せ先】:石川達夫(専修大学教授)

ishikawa.kamizono@gmail.com

 

* 日本学術振興会・基盤研究(B)「プラハとダブリン」(課題番号23320070) 科研費補助金による行事。

 

2012年度研究発表会報告者募集について

2012年度研究発表会報告者募集について

 

本年度の研究発表会を2013年3月29日(金)、30日(土)の両日、早稲田大学(早稲田キャンパス)で開催いたします。つきましては、別紙の要領で研究発表者を募集いたしますので、奮ってご応募ください。

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研究発表会発表者募集要項
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講演会「ラトビアの言語と文化」のご案内

講演会「ラトビアの言語と文化」のご案内

 

 2004年、中東欧の国々と共にEUに加盟したラトビア。バルト沿岸の一国として古い歴史と豊かな文化を有しているが、言語的、文化的状況については十分に知られていない。本講演では、長年、ラトビアに在住し、現地の大学でも教鞭を執っている日本のおけるラトビア研究の第一人者の菅野氏を招聘して、ラトビアの言語や文学などの状況について講演して頂きます。

 

【日 時】:2012年12月3日(月) 18:20~20:00

 

【会 場】:立教大学 池袋キャンパス 本館2階 1201教室

http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/_asset/pdf/img-campusmap_ike.pdf

 

【講演題目】:「ラトビアの言語と文化」

 

【講 師】:菅野 開史朗(ラトビア大学人文科学部講師)

【司 会】:阿部 賢一(立教大学)

 

【主 催】:立教大学文学研究科比較文明学専攻、日本スラヴ学研究会

 

【講師略歴】:菅野開史朗(かんの・かいしろう)氏:1971年東京生まれ。東京外国語大学卒、東京大学大学院単位取得退学。ラトビア大学博士課程に留学。在ラトビア日本大使館専門調査員を経て、現在、ラトビア大学人文科学部講師。主な論文として、「ラトビア語の伝聞法をめぐって」『スラヴ研究』48号(2001年)、「「先住民たちの現在<11>リーブ語を話す人々」、『言語』34巻11号(2005年)など。

 

ロネル・アレグザンダー教授講演会のご案内

ロネル・アレグザンダー教授講演会のご案内

 

【講演者】:ロネル・アレグザンダー教授(カリフォルニア大学、バークリー校)prof. Ronelle Alexander (University of California, Berkeley):アメリカを代表する南スラヴ諸語研究の専門家。特にセルビア・クロアチア語のアクセント論、ブルガリア語法言論、バルカン言語学、社会言語学などの第一人者であり、セルビアの詩人ヴァスコ・ポパ研究でも広く知られるなど、文学やフォークロア研究、文化研究でも業績を上げている。

 

第Ⅰ講演

【日時】:2012年11月9日(金) 16時~18時

【会場】:立教大学池袋キャンパス 12号館 地下1階 第1会議室

【講演タイトル】:Borders and Identity in Post-Breakup Yugoslavia: Is Ivo Andrić Still Relevant?

【使用言語】:英語

【司会】:阿部賢一(立教大学)

【共催】:科学研究費 基盤研究(B)「東欧文学における「東」のイメージに関する研究」、 北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」。

* 会場はhttp://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/ を参照。

 

第Ⅱ講演

【日時】:2012年11月10日(土) 16時~18時

【会場】:東京大学本郷キャンパス 文学部3号館7階スラヴ文学演習室

【講演タイトル】:Bulgarian Dialectology: A Living Tradition in the Digital Age

【使用言語】:英語

【司会】:野町素己(北海道大学)

【共催】:北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」 * 会場は、http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_05_03_j.html を参照。  

 

なお、東京での講演に先立ち、札幌でも、下記セミナーが開催されますので、あわせてご案内いたします。 GCOE・SRC特別セミナー

【日 時】: 2012年11月5日(月)16時半~18時

【会 場】: 北海道大学スラブ研究センター4階大会議室(403)

【題 目】: Accent Shift in South Slavic Dialects: The Significance of Retraction

【使用言語】:英語

【司会】:野町素己(北海道大学)

【主催】:北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」

『西スラヴ学論集 第15号』が刊行されました

『西スラヴ学論集 第15号』が刊行されました。

詳細は論集の「目次一覧」をご参照ください。 なお、本会の名称変更に伴い、本論集も次号から『スラヴ学論集』と改名する予定です。 次号の執筆申込は「投稿申込」からお申し込みください。

「日本スラヴ学研究会」に改名しました。

 「日本スラヴ学研究会」に改名しました。

 「日本西スラヴ学研究会」は、2012年6月23日をもって、「日本スラヴ学研究会」と改名いたしました。それに伴い、HPのドメインも (http://www.jsssll.org/)に変更致しました。

本会への入会を希望される方へ

本会への入会を希望される方へ

 「日本西スラヴ学研究会」は、2012年6月23日より、「日本スラヴ学研究会」と改名いたします。これにあわせて、入会を希望される方は、必要事項を記入した入会申込書に事務局までご送付ください。推薦者が近くにいらっしゃらない場合は、事務局までご連絡ください。

 入会の承認は総会時のみとなりますので、今年度より入会を希望される方は、6月15日(金)を目途に入会申込書を事務局までご送付ください。(事務局)

 

入会の手続きはこちら

2012年度総会および日本スラヴ学研究会発足記念シンポジウムのご案内

2012年度総会および日本スラヴ学研究会発足記念シンポジウムのご案内

 すでにご案内した通り、1986年の『西スラヴ学論集』(第1号)の刊行以来、四半世紀に及ぶ活動を行なってきた「日本西スラヴ学研究会」は、本年6月の総会を経て、「日本スラヴ学研究会」と改名致します。

 改名後初の総会ならびに発足記念シンポジウムを以下の通り、開催いたします。皆さまのご参加、心よりお待ちしております。またシンポジウムの聴講は自由ですので、関心をお持ちの方々にご周知のほどお願い致します。

 

阿部賢一(事務局)


《日本スラヴ学研究会発足記念シンポジウム》

【日時】: 2012年6月23日(土)
《総     会》 13:00~13:30
《シンポジウム》 14:00~18:15(予定)

【会場】: 東京大学本郷キャンパス法文2号館2階2番大教室

【プログラム】
13:00~13:30 総会(会員のみ)

14:00~14:05 開会の挨拶:沼野充義(東京大学教授)

14:05~16:00 第1部:「スラヴ学の礎を築いた人々」

司会:三谷惠子(京都大学)
・ 「ドブロフスキーとスラヴ学」 石川達夫 (専修大学教授)
・ 「スレズネフスキーとスラヴ学」 服部文昭(京都大学教授)
・ 「スティベルとスラヴ学」 森田耕司(神戸市外国語大学准教授)

16:00~16:15 休憩

16:15~18:10 第2部:「スラヴ諸語とその隣人たち ~ドイツ語、イディッシュ語~」
司会:西成彦(立命館大学)
・ 「二言語作家デボラ・フォーゲル:イディッシュ語とポーランド語の文学実験」 田中壮泰(立命館大学院生)
・ 「多言語の東欧ユダヤ世界 「ブンド」とイディッシュ語」 西村木綿(京都大学院生)
・ 「世紀転換期のプラハとユダヤ・ナショナリズム」 中村寿 (北海道大学院生)
・ 「両大戦間期ポーランド文学とドイツ文学」 加藤有子(東京大学助教)

18:10~18:15 閉会の挨拶:土谷直人(本会会長、東海大学教授)

*19時より、懇親会を開催する予定です。詳細については後日ご連絡いたします。

研究発表会(2012.3.15-16)の報告

研究発表会2012年3月
研究発表会2012年3月

東京以外の会場で初めてとなる本会の研究発表会が2012年3月15日、16日の二日間にわたり、北海道大学スラブ研究センターにて開催されました。

初日は、初めての試みとなるパネル発表が行なわれ、二日目は個別の研究発表が行なわれ、両日とも時間を延長して議論が展開されました。

会場の設営から懇親会の手配にいたるまで、北大の橋本委員長および越野剛さんには大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。(阿部)

講演会(2012.3.8)の報告

ピンセント氏との懇親会
ピンセント氏との懇親会

講演会(2012.3.8)の報告

 

2012年3月8日(木)午後4時より6時まで、早稲田大学早稲田キャンパス8号館501会議室において、科学研究費補助金基盤A「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」(代表:篠原琢氏)と日本西スラヴ学研究会の共同主催のかたちで、下記の講演会が開かれた。

 

[講師]:Robert B. Pynsent (The School of Slavonic and East European Studies, University College London)

[講演題目]: A 1940 nationalist edition on a 1736 nationalist text

 

講師のロバート・B・ピンセント氏は、長年ロンドン大学スラヴ東欧研究学部で教鞭をとられ(現在は退職)、イギリスにおけるチェコとスロヴァキア文学研究の第一人者として広く知られた方である。一見したところ「謎かけ」のような講演題目は、バロック期のチェコ文学者O・F・J・デ・ヴァルトが、1736年に出版した説教集のテクストの一部を、チェコのバロック期文学の研究者ヨゼフ・ヴァシツァ(教会スラヴ語の専門家としても有名)が、ボヘミア・モラヴィア保護領期の1940年に再版したという史実を指している。このエピソードを軸として、文学テクストの政治利用という観点から、該博な知識に裏付けられつつ、チェコ文学史についての通説(バロック期の「暗黒(テムノ)」説)を覆す、まことに刺激的な議論が展開された。「アドヴァンスト・レベル向け」の高度な内容で、「温厚な英国紳士」を絵に書いたようなピンセント氏の、UCLでの講義を彷彿とさせるブリティシュ英語による講演と、それに続く質疑応答の2時間は、出席した7名のチェコとスロヴァキアの研究者にとって、得難い濃密な知的体験であった。なお本講演はピンセント氏の快諾を得て、『スラヴ学論集』の次年度号に掲載される予定であるので、ぜひ味読されたい。講演会終了は大隈記念タワー15階のレストラン「西北の風」で、午後9時すぎまで歓談が続いた。〔文責・長與〕

2011年度西スラヴ学研究会研究発表会(2012.3.15-16)のご案内

本年度の研究発表会を下記の要領で開催いたします。皆様のご参加お待ちしております。(阿部)

[会場]:北海道大学スラブ研究センター4階大会議室(両日とも)
[日時]: 2012年3月15日(木) 13:30~18:15 《パネル発表》
2012年3月16日(金) 10:00~12:15 《研究発表》

* プログラムについては、添付ファイルをご覧ください。

ダウンロード
2011年度3月研究発表会プログラム
研究発表会プログラム2011年度3月.pdf
PDFファイル 366.6 KB

講演会(2012.3.8)のご案内

イギリスの著名なチェコ/スロヴァキア文学研究者ロバート・ピンセント氏(ロンドン大学)が来日されることになりました。この機会に下記の通り講演会を行なうことになりましたので、スケジュールをお知らせします。貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

[日時]:2012年3月8日(木)午後4時~
[会場]:早稲田大学早稲田キャンパス(旧称:本部キャンパス)8号館501号教室
     (http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
[講師]:Robert B. Pynsent
 (The School of Slavonic and East European Studies, University of London)
[報告題目]:"The Nationalist Publication of Eight Patriotic Sermons by Ondřej de Waldt in Context"(使用言語は英語)

[主催]:「科学研究費補助金基盤A「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」(代表:篠原琢)」、日本西スラヴ学研究会

* ピンセント氏のデータについては、下記のURLをご参照ください。
 http://www.databazeknih.cz/zivotopis/robert-b-pynsent-18171

* なお同氏は、3月5日(月)午後2時から神戸で開かれるハプスブルク史研究会の席で、 "Czech Versions of Slovak Nationalism in Interwar Novels concerning the Czech Occupation of Slovakia after the First World War"という題目で、3月10日(土)午後2時から東欧史研究会(開催場所は世界史研究所予定)では"The Nationalist Cliché, "The Heart of Europe", its Origins and Prevalence"という題目での講演も予定されています。開催場所などの詳細な情報は、それぞれのHP等をご参照ください。(長與)

日本西スラヴ学研究会25周年記念シンポジウム「中東欧を〈翻訳〉する」シンポジウム(2012.1.28)の報告

シンポジウム(2012.1.28)の報告

 

25周年記念シンポジウム「中東欧を〈翻訳〉する」(共催:立教大学文学研究科比較文明学専攻))が、2012年1月28日(土)、立教大学池袋キャンパス太刀川記念館にて開催されました。多数の方にご来場いただき、ありがとうございました。本シンポジウムの記録は、本会の『論集』(2013年3月刊行予定)に掲載される予定です。(阿部)

シンポジウムの様子(第2部)
シンポジウムの様子(第2部)

日本西スラヴ学研究会25周年記念シンポジウム「中東欧を〈翻訳〉する」

日本西スラヴ学研究会25周年記念シンポジウム

日本西スラヴ学研究会

25周年記念シンポジウム
「中東欧を〈翻訳〉する」

 

【日時】:2012年1月28日(土)

14時~18時

【会場】:立教大学池袋キャンパス 

太刀川記念館 3階 

多目的ホール

 

 

 

 

 

 

 

 


*キャンパスへのアクセス

http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
*キャンパスマップ: 

http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/



【概要】「もうひとつのヨーロッパ」とも称される「中東欧」。「西欧」と「ロシア」に挟まれ、二度の大戦と社会主義体制を体験したこの地域は、明確な定義を与えることのできない、きわめて緩やかな文化圏を形成している。だが冷戦体制崩壊から約20年が経過し、「ヨーロッパへの回帰」、「亡命文学の再検討」あるいは「オスタルギー」など、「中東欧」の文学そして文化をめぐる状況は著しく変貌を遂げている。このシンポジウムでは、「中東欧」の文学の翻訳に携わってきた翻訳者の方をお招きして、「中東欧」と呼ばれる文学を語る足場というものはどのようなものがあるか、「中東欧」の位相を多面的に検討する。

【プログラム】
第1部 中東欧を〈翻訳〉する(14:00~15:45)
・西永良成(東京外国語大学名誉教授):「中位のコンテクストとしての中欧」
・山本浩司(早稲田大学):「住むことの終わり――現代ドイツ文学にみる〈東欧〉」
・柴田元幸(東京大学):「北米から見える中東欧文学」

第2部 ラウンド・テーブル(16:05~18:00)
・上記パネリスト、沼野充義(東京大学)、奥彩子(共立女子大)他。

司会:阿部賢一(立教大学)


【共催】:立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻

【問い合わせ先】:阿部賢一研究室 (e-mail: ken21abe@rikkyo.ac.jp, tel.:03-3985-2936)

* 予約不要。

2011年度研究発表会報告者募集について

本年度の研究発表会を2012年3月15日(木)、16日(金)の両日、北海道大学にて開催します。つきましては、別紙の要領で研究発表者を募集いたしますので、奮ってご応募ください。

ダウンロード
研究発表会募集要項2012年3月
研究発表会募集11...pdf
PDFファイル 67.8 KB

25周年記念シンポジウムの御案内

25周年記念シンポジウム

 

1986年の『西スラヴ学論集』(第1号)刊行から25年が経過しました。この機会に、外部のゲストをお招きして、シンポジウムを開催します。詳細については後日掲載いたします。

 

日時 2012年1月28日(土) 14時~18時(予定)
場所 立教大学池袋キャンパス太刀川記念館多目的ホール
テーマ 中東欧を〈翻訳〉する

講演会(11月16日)の活動報告

講演会活動報告

 

本会の2011年度秋季講演会(北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」と共催)は、11月16日(水)午後3時から6時半まで、早稲田大学早稲田キャンパス9号館5階第1小会議室で開催された。

ルセリナ・ニツォロヴァ氏(ソフィア大学)の「ブルガリア語形態論における語用論的意味」(講演はブルガリア語、通訳は会員のヨフコバ四位エレオノラ氏)と、ロザンナ・ベナッキオ氏(パドヴァ大学)の「イタリアにおけるスロヴェニア方言と言語接触」(講演は英語、イタリア語部分の通訳は山本真司氏(東京外国語大学))の2本の講演が行われた。

充実した内容の講演のあと、熱のこもった質疑応答が行われた。参加者は合計12名。(長與)

ルセリナ・ニツォロヴァ氏(左)
ルセリナ・ニツォロヴァ氏(左)
ロザンナ・ベナッキオ氏(右)
ロザンナ・ベナッキオ氏(右)

講演会(11月16日)の案内

講演会の案内

 

日時: 2011年11月16日(水)15時~19時
場所:

早稲田大学 早稲田キャンパス 9号館5階 第1小会議室
* キャンパス内案内図は

http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html 

を参照。

共催:

北海道大学グローバルCOEプログラム

「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」

司会 野町素己(北海道大学スラブ研究センター)


第1講演 15:00~16:50


【講演者】:ルセリナ・ニツォロヴァ教授(ソフィヤ大学)
Руселина Ницолова (Софийски университет „Св. Климент Охридски“)

【講演題目】:「ブルガリア語形態論における語用論的意味」
(Прагматични значения в българската морфология)
* 講演はブルガリア語、通訳はヨフコバ四位エレオノラ氏(神田外語大学)。

ダウンロード
レジュメ(ブルガリア語)はここからダウンロードできます
Resumee Tokyo (Nitsolova).pdf
PDFファイル 173.6 KB

(休憩 16:50~17:00)

第2講演 17:00~18:50


【講演者】:ロザンナ・ベナッキオ教授(パドヴァ大学)
Rosanna Benacchio(Università degli Studi di Padova)

【講演題目】:Slovene dialects in Italy and Language Contact

  * 講演はイタリア語、通訳は山本真司氏(東京外国語大学)。

『西スラヴ学論集 第14号(25周年記念号)』が刊行されました。

『西スラヴ学論集 第14号(25周年記念号)』が刊行されました。

詳細は、論集の「目次一覧」を参照ください。

日本西スラヴ学研究会のHPが開設されました。

日本西スラヴ学研究会のHPが開設されました。

研究会の情報等、随時アップしていく予定です。