2014


2014年1 月31日

 

ボヤン・ベーリッチ氏講演会

日時:2014年1 月31日(金)16時~19時

会場:東京大学駒場キャンパス18 号館1階 メディアラボ2

講演題目:What’s In a Language Name?   The Case of Bosnian, Croatian, Montenegrin     and Serbian *講演は英語(通訳なし)

司会:野町素己(北海道大学スラブ研究センター)

主催:北海道大学スラブ研究センター

共催:京都大学地域研究統合情報センター、北海道大学グローバル COE プログラム「境界研究の拠点形成」

後援:日本スラヴ学研究会

講師紹介:ベオグラード出身の言語学者で、専門は南スラヴ諸語を中心とした文法研究および社会言語学。2005 年にオハイオ州立大学より博士号を取得。同年ワシントン大学(シアトル市)に着任。現在は上級講師として、セルビア・クロアチア・ボスニア語、ロシア語、スラヴ言語学の教鞭をとる。


2014年2 月2 日

 

地域研究コンソーシアム次世代ワークショップ 「多民族社会におけるアイデンティ

ティの形成・分断・再統合─ヴォィヴォディナ地域研究確立に向けて─」

日時:2014年2 月2 日(日)

会場:北海道大学東京オフィス

主催: 地域研究コンソーシアム(JCAS)、北海道大学グローバルGCOEプログラム「境界研究の拠点形成」、京都大学地域研究統合情報センター

共催:北海道大学スラブ研究センター、北海道大学国際本部

後援:日本スラヴ学研究会

 

プログラム:

10:20-10:30 Opening Remarks 

      Masumi Kameda (Japan Society for the Promotion of Science) 

10:30-12:10  Session 1. Vojvodina: Social, Cultural, and Historical Contexts 

 Chair: Masumi Kameda (Japan Society for the Promotion of Science) 

Discussant: Susumu Nagayo (Waseda Univ.) 

      Shinichi Yamazaki (Univ. of Tokyo) 

      “Regional Concept and Ethnic Diversity of Vojvodina 

      Bojan Belić (Univ. of Washington) 

      “Vojvodina’s Linguistic Frontiers: Confirming and Segmentation” 

 Yoshiko Okamoto (Univ. of Tokyo) 280

  “Holdovers from the Past in Vojvodina: Hungarian Cultural Representations” 

12:10-13:30 Lunch Break 

13:30-14:20  Keynote Lecture 

 Chair: Motoki Nomachi (Hokkaido Univ.) 

      Biljana Sikimić (Institute for the Balkan Studies SASA) 

       “Roma, Bayash and Ashkali in Contemporary Vojvodina: Hidden Minorities 

Perspective” 

14:20-14:30 Coffee Break 

14:30-15:50  Session 2. “Hidden” Minorities: The Past, Present, and Future of Vojvodina’s Ethnicity 

 Chair: Yoshiko Okamoto (Univ. of Tokyo) 

      Discussant: Keiko Mitani (Univ. of Tokyo) 

      Masumi Kameda (Japan Society for the Promotion of Science) 

      “The Engineering of Identity: A Discussion of the Bunjevac and Its Implications” 

      Marija Todorova (Hong Kong Baptist Univ.) 

      “Vojvodina's Multilingualism: The Case of Macedonian Language” 

 Motoki Nomachi (Hokkaido Univ.) 

      “The Fall and Rise of the Banat Bulgarian Language in Serbia” 15:50-16:10 General Discussion 

 Chair: Motoki Nomachi (Hokkaido Univ.)


2014年2 月20日

 

ザーヴィシュ・シュマン講演会

日時:2014年2 月20日(金)16時~18時

会場:立教大学池袋キャンパス 12 号館第2会議室

講演題目:「ヤクプ・デムルの作品 混沌の茂み」

進行・通訳:阿部賢一(立教大学文学部)

主催:立教大学文学研究科比較文明学専攻、日本スラヴ学研究会

講師紹介:ザーヴィシュ・シュマン(Záviš Šuman)。17世紀のフランス悲劇を専門とするロマンス文学研究者。同時に、ヤクプ・デムルら、チェコにおけるカトリック文学の研究者としても知られ、デムル全集の編纂にも関わっている。文学博士。現在、カレル大学教育学部フランス語科専任講師。


2014年3月22日

 

2013年度日本スラヴ学研究会研究発表会 プログラム

 

【日時】:2014年3月22日(土)14時~18時30分

【会場】:早稲田大学早稲田キャンパス(旧称・本部キャンパス)

9号館5階大会議室(アクセス:東西線 早稲田駅から徒歩5分)

 

14:05~15:15 研究発表Ⅰ [司会:三谷惠子(東京大学)]

 

① ヨカ・サーニャ(東京外国語大学大学院博士後期課程):

「セルビア語の対格名詞と動詞との組み合わせの意味分類 ―「物に対する働きかけ」と「人に対する働きかけ」」

概要:セルビア語の対格名詞の動詞の組み合わせには「物に対する働きかけ」と「人に対する働きかけ」を表わすものが見られる。「物に対する働きかけ」には「変化」、「付着」、「移動」、「接触」と「生産」というものがあり、「人に対する働きかけ」には「人の行為の引き起こし/放任」、「生理的変化」、「空間的位置変化」、「心理的変化」、「社会的場面での人への働きかけ」と「教育目的の伝達」を表わすものが見られる。これらの意味的特徴と構文的特徴について発表させていただきたい。

 

② 岡野要(京都大学大学院博士後期課程):

「南スラヴ語の回転動詞について ― 語彙類型論の観点から ―」

概要:本報告では、近年盛んになりつつある語彙の類型論的研究の知見を参照しながら、回転動詞(verbs of rotation)の意味と南スラヴ諸語におけるこれらの動詞の分布について考察する。「回転」は「(空間における)移動」の周辺的現象のひとつであるが、移動動詞の研究に比べると回転動詞を扱った研究はそれほど多くない。「回転」という意味領域がどのような要素から構成されているのかを紹介するとともに、南スラヴ語の回転動詞がどのような語彙体系を有するのかを明らかにすることを目指す。

 

15:30~16:40 研究発表Ⅱ [司会:石川達夫(専修大学)]

 

① 半田幸子(東北大学大学院博士後期課程):

「ミレナ・イェセンスカーとモード記者の役割 ― 1920年代における言説から」

概要:今日では専らカフカの恋人の一人として知られるミレナ・イェセンスカー(Milena Jesenská, 1896-1944)は戦間期においてはジャーナリストとして活躍し、1920年代は特に日刊紙のモード欄などにおいて多くの記事を残した。 記事の内容はテーマとするモードを超えたものも多かったが、彼女自身はモード記者としての自覚があった。本発表では、ミレナがモード記者の役割について、流行通信としての機能ではない独自の見解を有していたことを確認し、そのことが土地柄および時代的背景において何を意味するのか考察を試みる。

 

② 伊藤惟(名古屋大学大学院博士後期課程):

「Jurij Brězan『黒い水車』に見るソルブ-ドイツ民族関係と民族相互理解への試み」

概要:ソルブ人文学作家Jurij Brězanによる『黒い水車Die Schwarze Mühle(1968)』は、ソルブ民族に伝わる魔法使い伝説『クラバート伝説』を素地にし、著者により社会主義的・民族団結の思想を織り込まれた新たな『クラバート物語』として描かれた。またこの物語の各モチーフにはソルブ民族とドイツ民族の歴史的関係が重ね合わされていることも知られている。本発表ではこの『黒い水車』の中の対立構図を通し、より根源的で内的・精神的なソルブ-ドイツ民族関係への解釈を試みる。

 

17:00~18:30 講 演 [司会:野町素己(北海道大学)]

 

Milorad Radovanović(University of Novi Sad, Serbian Academy of Sciences and Arts)

ミロラド・ラドヴァノヴィチ

(ノヴィサド大学教授、セルビア科学芸術学士院会員):

" Serbian Language Today: the Main Issues "(使用言語:英語)

*企画:北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」

Radovanović氏は、ノヴィサド大学の教授およびセルビア科学芸術学士院の正会員で、ご専門はセルビア(・クロアチア)文法研究、一般言語学(理論研究)、社会言語学で、東側のみならず、西側でも活躍されている研究者です。バルカン半島の言語と社会にまつわる話(セルビア・クロアチア語崩壊後どうなったのか現在の標準語の諸問題など)といった、言語を専門としない広い層の会員にも興味を持っていたけるテーマではないかと考えております。


2014 年 6 月 14 日

 

2014年度日本スラヴ学研究会総会・シンポジウム・講演会のご案内 

2014 年 6 月 14 日(土) 専修大学・神田キャンパス 1 号館 204 教室 

13:30~17:00

公開シンポジウム 「いま読みたい中東欧の現代文学」 

 

中東欧現代文学の、いまいちばんおもしろい読みどころを、専門家が一堂に会してわかりやすくレクチャーします。聞けば絶対、読みたくなる! 

 

【報告者】 

1)原田義也(ウクライナ)「現代のマドンナは何を祈るか――詩人リーナ・コステンコの世界観」 

2)小林久子(アルバニア)「イスマイル・カダレ~『死者の軍隊の将軍』と『夢宮殿』における土着性と寓意」 

3)栃井裕美(セルビア)「セルビアのユダヤ系作家ダヴィド・アルバハリ」 

4)櫻井映子(リトアニア)「バリース・スルオガ『神々の森』――強制収容所を舞台にした悲喜劇」 

5)小椋彩(ポーランド)「オルガ・トカルチュクを読む」

6)木村英明(スロヴァキア)「スロヴァキア語で表す<いま・世界>」 

7)阿部賢一(チェコ)「都市、記憶、移動――21世紀のチェコ文学から」 

 

コメンテータ:沼野充義、司会:越野剛 

 

17:15~18:45 

公開講演 ロムアルド・フシチャ氏講演 

 

【題目】:「スラヴ語世界における日本語辞書編纂学の新展開:ポーランド語や西スラヴ諸語をめぐって」 

【講演者紹介】:ロムアルド・フシチャ氏(ワルシャワ大学/ヤギェロン大学)はポーランドを代表する言語学者。日本語やその他の東アジア諸語、スラヴ諸語研究を専門とし、それらの領域から数多くの業績をあげており、特に統語論研究や敬語論でよく知られる。代表作は「敬語論:文法・語用論・類型論」(1996年、2006年)で、東アジア諸語研究、スラヴ語研究の双方にとって重要な著作としてよく参照されている。2012 年には日本政府より旭日章を授与される。