2014年度研究発表会のお知らせ

2014 年度日本スラヴ学研究会研究発表会 プログラム


【日時】:2015 年 3 月 20 日(金)14 時 30 分~18 時 50 分

 

【会場】:早稲田大学早稲田キャンパス(旧称・本部キャンパス)1号館401教室



2015 年 3 月 20 日(金)


14:30~14:35 開会の挨拶: 土谷直人(東海大学、本会会長)



14:35~14:40 研究情報紹介:木村護郎クリストフ(上智大学、本会事務局)

「学際的ポーランド研究オンライン・プラットフォーム www.pol-int.org」



14:40~15:15 研究発表Ⅰ [司会:小椋彩(東京大学)]

中野幸男(東京大学):「フランスの亡命ポーランド雑誌「Kultura」と Jerzy Giedroyc」


概要:1960 年代ロシアの裁判の影で編集者 Jerzy Giedroyc を中心とするパリの亡命ポーランド出版社 Instytut Literacki は亡命出版史に置いて大きな役割を果たしている。Józef Czapski やGustaw Herling-Grudziński など、ポーランドの戦後史において大きな役割を果たした人間も多い。ロシア語と英語のアーカイブ資料とポーランド語既刊資料を基にその現代的意義を考察する。



15:15~15:50 研究発表Ⅱ [司会:石川達夫(専修大学)]

田中柊子(静岡大学):「ミラン・クンデラの小説におけるフランス化」


概要:フランスへの移住はミラン・クンデラの小説に、舞台や登場人物の出身などの地理的設定、ローカルな事柄の選別、チェコ的あるいは中欧的なものの見方や価値観の表現など様々な点にフランス化とも言える変化をもたらした。西側諸国の読者を意識した語りや過去の作品の修正から見えてくる「同化」の表現、フランスで書かれ、フランスを舞台とした物語世界だからこそ顕著に浮かび上がる「異化」の表現の両方に注目し、クンデラの小説のフランス化のプロセスを考察する。



16:00~16:35 研究発表Ⅲ [司会:石川達夫(専修大学)]

宮崎淳史:「1930 年代チェコ・シュルレアリスム美術におけるバタイユの影響――インジフ・シュティルスキーの美術作品を中心に」


概要:本報告は、両大戦間期チェコの美術家インジフ・シュティルスキーJindřich Štyrský(1899‐1942)による 1930 年代前半の絵画作品を対象とし、そこに見られる思想家ジョルジュ・バタイユの影響を検討する。当時のシュティルスキーの作品はシュルレアリスム絵画として高く評価されているが、実は、シュルレアリスムの主導者アンドレ・ブルトンと激し4く対立していたバタイユの影響を多分に受けていた。そこでシュティルスキーの作品を通して、対立的なブルトンとバタイユに通底するものを明らかにし、そこからシュティルスキーの作品の詩学も明らかにする。



16:35~17:10 研究発表Ⅳ [司会:橋本聡(北海道大学)]

長與進(早稲田大学):「1918-1919 年のプレショウ市における<東部スロヴァキア文章語>の使用について」


概要: スロヴァキア文章語史においては、東部地域において「独自の」文章語が用いられたケースがいくつか報告されている。本発表ではそのなかから、20 世紀初頭にプレショウ市(シャリシ県)で刊行されていた週刊新聞『我らの旗』における使用例と、1919 年 6 月のスロヴァキア評議会(ソビエト)共和国の布告と新聞における「東部スロヴァキア文章語」使用を連続したものと捉えて、選択されたテクストの方言学的な分析を行い、後半で民族名称(エトノニム)に着目して、スロヴィアク/スロヴァーク、チェヒ、マジャール/ウヘルの用例を検討する。



17:15~18:45 講 演 [司会:野町素己(北海道大学)]

講演者:Marjan Markovikj (University "Ss. Cyril and Methodius" of Skopje,Faculty of Philology "Blaže Koneski")

マリアン・マルコヴィッチ (スコピエ聖キリル・メトディ大学、ブラジェ・コネスキ記念文学部)


題目:

*The Aromanian and its contacts with Macedonian **(from Balkanperspective)* (使用言語:英語)

*企画:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターMarkovikj 氏は、スコピエ大学およびマケドニア科学・芸術アカデミー地域言語研究センターに所属する言語研究者でバルカン言語学の専門家として知られている。とりわけ、マケドニア方言学およびアルーマニア語研究で数多くの業績を挙げており、代表的著作として、両言語の言語接触の諸問題を扱った Aromanskiot i makedonskiot govor od ohridsko-struškiot region vo balkanski kontekst(2007)がある。



18:45~ 閉会の挨拶:佐藤昭裕(京都大学、本会企画編集委員長)


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2014年度研究会プログラム
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