日本スラヴ学研究会では、若手・中堅の会員による研究を奨励するために、学術書の刊行を対象に、「日本スラヴ学研究会奨励賞」の設立が 2014 年 6 月の総会で決議されました。毎年 12 月末日を基準日とし、過去 2 年間に会員によって刊行された研究書を対象とするものです。2014 年の創設以来、以下の学術書が候補作に挙げられてきました。
2020-21 年度
貞包和寛『言語を仕分けるのは誰か ポーランドの言語政策とマイノリティ』【受賞】
2018-19 年度
松尾梨沙『ショパンの詩学 ピアノ曲《バラード》という詩の誕生』【受賞】
岡本佳子『神秘劇をオペラ座へ バルトークとバラージュの共同作品としての《青ひげ公の城》』
ローベル柊子『ミラン・クンデラにおけるナルシスの悲喜劇』
2016 年度
候補作なし
2015 年度
亀田真澄 『国家建設のイコノグラフィー ソ連とユーゴの五カ年計画プロパガンダ』【受賞】
各年度の選評もあわせてご覧ください。