2011 年度活動記録


2011 年 6 月 18 日(土) 

 

日本西スラヴ学研究会総会・講演会

 

日 時:2011 年 6 月 18 日(土)

会 場:早稲田大学早稲田キャンパス 9 号館 5 階大会議室

14:00-15:30 総会

16:00-18:00 講演会[司会:野町素己(北海道大学スラブ研究センター)]

 講演①:Groups of Clitics in West and South Slavic Languages

 講演者:ウェイルズ・ブラウン教授(コーネル大学言語学科)

 

 講演②:Language Contact and the Balkan Lexicon: Enriching our Understanding of                                                             the Balkans and of Language Contacts

 講演者:ブライアン・ジョセフ教授(オハイオ州立大学言語学科)

 

 共 催:北海道大学グローバルCOE「境界研究の拠点形成」


2011 年 6 月 19 日(日)

 

日本西スラヴ学研究会研究発表会・合評会

 

日 時:2011 年 6 月 19 日(日)

会 場:立教大学 池袋キャンパス 5 号館 2 階 5209 教室

10:00-10:25 第Ⅰ報告[司会:笹原健]

 佐藤規祥(中京大学非常勤講師)

  「スラヴ語文化語彙におけるブドウ栽培用語とその起源」

10:25-10:50 第Ⅱ報告[司会:ヨフコバ四位エレオノラ]

  菅井健太(東京外国語大学大学院博士後期課程)

   「ブルガリア語における目的語の接語重複と焦点性」

11:00-11:25 第Ⅲ報告[司会:小椋彩]

  加藤有子(東京大学文学部・人文社会系研究科)

   「目から手へ―ブルーノ・シュルツの短編「天才的な時代」と目、手、足」

11:25-11:50 第Ⅳ報告[司会:大平陽一]

  宮崎淳史(東京外国語大学大学院博士後期課程)

    「シュルレアリスムにおけるイメージの伝播―

         美術作品に描かれたトルソのモチーフを中心としたチェコと日本の比較」


13:10-13:35 第Ⅴ報告[司会:久山宏一]

 菅原祥(京都大学大学院文学研究科(社会学)博士後期課程)

   「「社会主義的ユートピア都市」の過去と現在: ポーランド、ノヴァ・フータをめぐる

        記憶と言説」

13:35-14:00 第Ⅵ報告[司会:阿部賢一]

 奥山史亮(北海道大学大学院文学研究科)

  「クリアーヌの思想における「ルーマニア」と「ソヴィエト」」

14:20-17:00 合評会《スラヴ戦線異状なし?》[司会:長與進]

 『ロシア・中欧・バルカン世界のことばと文化』(成文堂、2010年)講評


2011 年 7 月 25 日

 

日本西スラヴ学研究会ウェブサイト開設

 

 現在は日本スラヴ学研究会ウェブサイトに移行済み

 


2011 年 11 月 16 日

 

2011 年度講演会①

 

日 時:2011 年 11 月 16 日(水)

会 場:早稲田大学 早稲田キャンパス 9 号館 5 階第 1 小会議室

共 催:北海道大学グローバル COE プログラム

                「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」

 

プログラム

15:00-16:50 第 1 講演

 ルセリナ・ニツォロヴァ(ソフィヤ大学教授)

   「ブルガリア語形態論における語用論的意味」

     * 講演はブルガリア語。通訳はヨフコバ四位エレオノラ氏(神田外語大学)。


17:00-18:50 第 2 講演
 ロザンナ・ベナッキオ(パドヴァ大学教授)
 "Slovene dialects in Italy and Language Contact"
 * 講演はイタリア語、通訳は山本真司氏(東京外国語大学)
司 会:野町素己(北海道大学スラブ研究センター)
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ニツォロヴァ講演ポスター(ブルガリア語)
JSSSLL_lecture_2011_Nitsolova.pdf
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ルセリナ・ニツォロヴァ氏(左)
ルセリナ・ニツォロヴァ氏(左)
ロザンナ・ベナッキオ氏(右)
ロザンナ・ベナッキオ氏(右)

2012 年 1 月 28 日(土)

 

日本西スラヴ学研究会25周年記念シンポジウム
「中東欧を〈翻訳〉する」

 

日 時:2012 年 1 月 28 日(土)14:00-18:00

会 場:立教大学池袋キャンパス太刀川記念館 3 階多目的ホール

共 催:立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻

 

概要

「もうひとつのヨーロッパ」とも称される「中東欧」。「西欧」と「ロシア」に挟まれ、二度の大戦と社会主義体制を体験したこの地域は、明確な定義を与えることのできない、きわめて緩やかな文化圏を形成している。だが冷戦体制崩壊から約20年が経過し、「ヨーロッパへの回帰」、「亡命文学の再検討」あるいは「オスタルギー」など、「中東欧」の文学そして文化をめぐる状況は著しく変貌を遂げている。このシンポジウムでは、「中東欧」の文学の翻訳に携わってきた翻訳者の方をお招きして、「中東欧」と呼ばれる文学を語る足場というものはどのようなものがあるか、「中東欧」の位相を多面的に検討する。

プログラム

14:00-15:45 第 1 部 中東欧を〈翻訳〉する
 西永良成(東京外国語大学名誉教授)「中位のコンテクストとしての中欧」
 山本浩司(早稲田大学)「住むことの終わり――現代ドイツ文学にみる〈東欧〉」
 柴田元幸(東京大学)「北米から見える中東欧文学」

16:05-18:00 第 2 部 ラウンド・テーブル
 上記パネリスト 3 氏

 沼野充義(東京大学)

 奥彩子(共立女子大) 他。

 

司 会:阿部賢一(立教大学)

 

シンポジウム報告

25 周年記念シンポジウム「中東欧を〈翻訳〉する」(共催:立教大学文学研究科比較文明学専攻))が、2012 年 1 月 28 日(土)、立教大学池袋キャンパス太刀川記念館にて開催されました。多数の方にご来場いただき、ありがとうございました。本シンポジウムの記録は、本会の『論集』(2013 年 3 月刊行予定)に掲載される予定です。(阿部賢一)


2012 年 3 月 8 日

 

2011 年度講演会②

 

日 時:2012 年 3 月 8 日(木)16:00-18:00

会 場:早稲田大学早稲田キャンパス 8 号館 501 会議室

共 催:科学研究費補助金基盤 (A)

                 「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」(代表:篠原琢)

 

講演者:Robert B. Pynsent (University College London)

題 目:"A 1940 nationalist edition on a 1736 nationalist text"

 

講演会報告

 講師のロバート・B・ピンセント氏は、長年ロンドン大学スラヴ東欧研究学部で教鞭をとられ(現在は退職)、イギリスにおけるチェコとスロヴァキア文学研究の第一人者として広く知られた方である。一見したところ「謎かけ」のような講演題目は、バロック期のチェコ文学者 O・F・J・デ・ヴァルトが、1736 年に出版した説教集のテクストの一部を、チェコのバロック期文学の研究者ヨゼフ・ヴァシツァ(教会スラヴ語の専門家としても有名)が、ボヘミア・モラヴィア保護領期の 1940 年に再版したという史実を指している。このエピソードを軸として、文学テクストの政治利用という観点から、該博な知識に裏付けられつつ、チェコ文学史についての通説(バロック期の「暗黒(テムノ)」説)を覆す、まことに刺激的な議論が展開された。「アドヴァンスト・レベル向け」の高度な内容で、「温厚な英国紳士」を絵に書いたようなピンセント氏の、UCL での講義を彷彿とさせるブリティシュ英語による講演と、それに続く質疑応答の 2 時間は、出席した 7 名のチェコとスロヴァキアの研究者にとって、得難い濃密な知的体験であった。なお本講演はピンセント氏の快諾を得て、『スラヴ学論集』の次年度号に掲載される予定であるので、ぜひ味読されたい。講演会終了は大隈記念タワー 15 階のレストラン「西北の風」で、午後 9 時すぎまで歓談が続いた(長與進)


2012 年 3 月 15 日、16 日

 

2011 年度日本西スラヴ学研究会研究発表会

           

日 時:1 日目―パネル発表 2012 年 3 月 15 日(木)13:30-18:15

                     2 日目―研究発表  2012 年 3 月 16 日(金)10:00-12:15

会 場:北海道大学スラブ研究センター 4 階大会議室

 

1 日目―パネル発表 2012 年 3 月 15 日(木)

13:30-18:15 パネル発表: 東欧文学における「東」のイメージ

 

13:30-15:30 第 1 パネル「移動の文学」[司会:越野剛(北海道大学)]

 第Ⅰ報告:阿部賢一(立教大学)

                            「ヤーヒム・トポルの小説における〈移動〉の位相」

  第Ⅱ報告:小椋彩(東京大学)

                             「オルガ・トカルチュクの『逃亡派』と新しい「紀行文学」について」

 第Ⅲ報告:井上暁子(北海道大学)

                             「地域の放浪、定位の旅—

                                   移動する作家ヤヌシュ・ルドニツキの文学における「場所性」」

 

 コメンテーター:西成彦(立命館大学) 

 

15:45-17:45 第 2 パネル「空間のイメージ」[司会:小椋彩(東京大学)]

  第Ⅰ報告:奥山史亮(北海道大学)

                             「文化参事官エリアーデがみた「ルーマニア」と「ポルトガル」」

 第Ⅱ報告:越野剛(北海道大学)

                             「 ポーランド文学における「ベラルーシ派」―ヤン・バルシュチェフスキを中心に」

 第Ⅲ報告:田中壮泰(立命館大学)

                             「デボラ・フォーゲルの作品におけるユダヤ的モティーフについて」

 

 コメンテーター:久山宏一(東京外国語大学)

 

 17:45-18:15 全体討論

 

 

2 日目―研究発表 2012 年 3 月 16 日(金) 

10:00-10:25 研究発表Ⅰ[司会:久山宏一(東京外国語大学)] 

 金沢文緒(日本学術振興会特別研究員)

  「ポーランド国王としてのアウグスト3世―ベルナルド・ベロットの寓意画の考察―」

 

10:25-10:50 研究発表Ⅱ[司会:橋本聡(北海道大学)]

 西原 周子(北海道大学大学院文学研究科歴史地域文化学専攻修士課程)

  「サヴァ・ムルカリによる表記システムと二重字の考察」

 

10:50-11:05 休憩

 

11:05-11:30 研究発表Ⅲ[司会:阿部賢一(立教大学)]

 中村 寿(北海道大学大学院文学研究科博士後期課程)

  「〈ユダヤ的なもの〉を求めて:「プラハにおけるユダヤ的隔週新聞『自衛』」について」

 

11:30-11:55  研究発表Ⅳ[司会:堤正典(神奈川大学)]

 橋本聡(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院)

  「EU 東方拡大と超国家的言語政策」

 

11:55-12:15  全体討論

 

 

報告

 東京以外の会場で初めてとなる本会の研究発表会が 2012 年 3 月 15 日、16 日の 2 日間にわたり、北海道大学スラブ研究センターにて開催されました。初日は、初めての試みとなるパネル発表が行なわれ、2 日目は個別の研究発表が行なわれ、両日とも時間を延長して議論が展開されました。会場の設営から懇親会の手配にいたるまで、北大の橋本委員長および越野剛さんには大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。(阿部)

 

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