西スラヴ学論集 1986 年(第 1 号)

 

【論文】

『ダヴィデの詩篇』とプロテスタンティズム──作品の受容をめぐる若干の考察

………………諸星和夫………1

 

ミコワイ・センプ=シャジンスキの逆説の世界──『ソネット』Ⅰの文法的迷宮解読の試み

………………沼野充義………13

 

ポーランド・ユダヤ系作家群像(Ⅰ)──アダム・ミツキェヴィチの謎 ……………板倉千鶴………37

 

リュドヴィート・シトゥールの『スラヴ民族と未来の世界』──スロヴァキアにおけるスラヴ思想のひとつの帰結 ……………長與進………55

 

ブロニスラフ・マリノフスキーの日記をめぐって ……………関口時正………77

 

レシミャンの『ポーランド伝説集』における比喩──レシミャン研究ノートから 

………………長谷見一雄………97

 

1930 年代文学論序説──「春」と「黒人」のプロブレマティカ ………………西成彦………117

 

ロシア・フォルマリズムとチェコ構造主義(Ⅰ) ………………石川達夫………135

 

ポーランド語とロシア語のいわゆる動名詞について ………………石井哲士朗………155

 

 

あとがき ………………………179